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zoom RSS 夏目友人帳 伍 第二話 「悪戯な雨」

<<   作成日時 : 2016/10/15 10:22   >>

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ただ一度の出会い。


 人と妖に流れている時間の流れ。それは等しいものには違いないのだけれど、感覚は違う。少女の妖が抱いていてた彼への想いは、純粋でただひたすらに純粋でした。

 彼、おじいさんはタオルの事、覚えてはくれていませんでした。50年以上前のこと、いくつかのきっかけはあったにせよ、さすがに記憶から思い出させることはありませんでした。少女は最初会ってしまったら・・・、と、会いに行くのを躊躇っていましたが、夏目がタオルを返した後に、彼女はやっぱり会いにきていた。

 やはり会いたかった。つい、一年前までは見かけてはいたから、ずっと会えなかった、ってほどじゃなかったにせよ、彼女にとってのその一年は、それまで流れていたおよそ50年の時と、まるで違った時間だったんだろうな。そしてどんなに心配したところで、自分にできることがあまりに限られている事実から、彼女は夏目を探して、そして出会い、そしておじいさんのことを知り、タオルは無事に返せた。
 もうそれだけで十分だったのは、ほとんど本心だったはず。でも彼女の顔は少しだけうつむいたままでした。夏目はきっと自身の考えと合せて、彼女の気持ちを読み取り、もう一度おじいさんに会うこと。そしておじいさんからまっさらな、新しいタオルを譲り受け、彼女に手渡すことが出来ました。

 その時の彼女顔は、とても晴れやかな笑顔で、その時が雨でないことを嬉しく感じ、そのタオルが雨では、濡れることなかったことを喜んでくれていました。


 人にとっての出会いと別れの数。途方もない数人はそれを繰り返しているのだけれど、だからといって昔の記憶から順々に忘れていってしまうというものではない。印象に残る記憶は必ずあって、おじいさんにとっての、彼女の思い出がそれであってほしいと、心の何処かで、きっと夏目も僅かな可能性として、抱いていた。でもそれは叶わなかった。
 それでも何か少女にしてあげたい。
 夏目のその想いが、今回とても心に響きました。あのまま少女とお別れをしても、それは致し方ないと思ったけど、夏目もしかしたら自分の気持ちが、って考えもあったかもしれない。でも彼女のことを、彼女の表情を見て、それはできなかったんだろうな・・・

 どんな出会いが、大切で、どんな出会いが刹那な出会いになるかなんて、出会う前にわかること、少ない気がする。だからこそ、すべての出逢いに等しく、感謝と軌跡を感じていければ、きっとより多くの出会いが心に残すことができるのかもしれないなぁ。


 次回は名取さんだ。名取さんも久しぶりだ。








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夏目友人帳 伍 テレ東(10/11)#02
第2話 悪戯な雨 学校帰りに急な雨、西村は少女に傘をもらう。夏目はタオルを手にする、少女が探しているが 明らかに妖怪だった。返そうとするが友人に引っ張られて帰ってきた。 ニャンコ先生に事態を告げて返したい。しかし妖怪は既に部屋に侵入していた。タオルを置いて部屋を出ると隠れていた少女妖怪がタオルを発見。事情を訪ねようとすると押し入れに隠れる。貴様が夏目か? このタオルを持ち主に返したい、手伝ってくれないか。断りたいが結局、手伝う夏目。持ち主は良い男で50年前に貰った。遠くの街からやって来た少女妖怪... ...続きを見る
ぬる〜くまったりと
2016/10/15 13:27

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