雲のむこう、約束の場所

ただ、侑香さんのために、というきっかけで観に行ったのですが、よかったです。
とても静かで、儚げで、美しい物語でした。もちろん侑香さんも(^_^)

ヒロキとタクヤ、そしてサユリの三人の物語は、彼らの成長とともに、
多くのことが変わっていきました。
けどもちろん”変わらないもの”はあって、同時にそれは"大切なもの"でもあって、
一筋の希望、絆、約束でした。

宇宙が見る夢。その中でたった一人だったサユリのもとへ、ヒロキが現れた瞬間。
物語をクライマックスへと導いた、あの瞬ヤ、その差し伸べた手が、触れた瞬間、
あの頃の景色が広がり、二人は出会えました。

高校時代、学生時代の”三年”は、大人になってからの三年とは明らかに時の流れも、重みも、
その貴重さも異なるもの。
だから振り返り思い出すと、そのあまりの膨大で、濃い思い出は時として、
”今”の自分を否定しかねないし、単なる枷にしかならないときもあります。

ヒロキはその思い出から離れたくて東京に来たけれど、そこでも塔が見えるときが時折ある。
つまりは、そういうことなのだと思いました。

サユリと再会してからのヒロキに迷いがなくなり、世界とサユリどちらを、と訊かれても、
きっと答えはずっと昔から決まっていて、タクヤも気づいていたのでしょう。

現世界に戻るも、忘却の彼方へと葬られたサユリの記憶。
でも一番大事な、一番忘れたくない想いだけは、思い出しました。
彼女がどれだけ忘れていても、ヒロキの中に彼女がいる限り、その思い出は消えることはない。
自分の思い出とは、自分の中にだけあるものではないと。


空や大地の壮大さや、もう1つの戦後という世界観、そして飛行機の美しさ。
思っていた以上に、というのは大変失礼なことなのですが、よかったです。
その映像はとても描写が細かく、日常にごく自然と溢れている光が、
当たり前のように自然に描かれていて、その景色は懐かしい、とも感じました。

独特なフォルムのあの飛行機。すっかり気に入りました(~_~)
普通に模型出たら家に置いておきたい。
エンディング曲もかなりよかったですし、吉岡さんのモノローグはどんな作品でも際立ちます。

全体的に「物語」を感じことができて、自分の好きな波長・タイプで、
映画を観終えてすぐに、観れてよかったと素直に思えた作品でした(^_^)

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