うた∽かた 最終話

たたみかけるように、沙耶さんがすべてを語り明かしました。

沙耶さん、何を言っているかわかりません(>_<)
己に嫌悪した一夏ちゃん。その一夏ちゃんに沙耶さんは選択を。最期の選択。

世界を消し去るか、己を消し去るか。

誓唯さんは過去、その選択に答えられず、結果繪委さんが命を分け与えることに。
そして一夏ちゃんもその選択に迫られ、そして選んだ答えは、

「どちらも選べないのではなく、”選ばない”」という答え。

生きていれば、嫌いな人も出てくるし、自分が嫌いになることだってある。
嘘も吐くときがあるだろうし、やきもちやいたりするときもある。
そんな自分が好きじゃないって思うから、だから変えたい、変わりたい。
そうじゃなきゃ生きている意味がない。今の自分が、世界がすべてではない。
完璧とか、絶対とかその存在自体、とてもあやふやなもの。

その一夏ちゃんの答え、一夏ちゃんのすべての思いは、沙耶さんには届かずでしたが、
誓唯さんが、繪委さんが、そして舞夏ちゃんが救ってくれました。

そして夏は、終わりました。

この夏経験した様々な思い出は決して全てが楽しいもの、
いや、むしろ辛く切なく、悲しい思い出の方が多かったでしょう。

そこで得たもの、失ったもの。14歳の夏。
思い出はそういうすべてのことをまとめてぜんぶで思い出。

一夏ちゃんはこの先もまた、ずっと、ずっとこうしてこの夏を時折思い出して、
繰り返してしまうこともあるだろうけど、だから変わろうとして、毎日を過ごしていくんだろうな。
毎日毎日を”生きている”って思うこと、実感することは少ないかもだけど、
けどふと、”今”を感じたとき、そんなときこの夏と、舞夏ちゃんのことも思い出して。


ほんとに全編切なさで溢れていた作品でした。正直そこに美しさも感じられました。
切なさに美しさが混じること自体、悲しみで包まれていたってことかな・・・

最後の電話のおじさんの言っていた通り、
あの質問ではあの回答がもっとも一夏ちゃんな回答でした。
そう、あのおじさんいらなかった気がしてなりません。リピートも(^_^.)
それもひっくるめて世界を映す、という意味合いだったのかなぁ

沙耶さんの目的?もいまいち説得力には欠けていて、曖昧な気がしました。
映しているその鏡を見ているのは誰か?それは他人にはどう見えてるのか。
もしかしたら、他人にはぜんぜんゆがんでは見えていなかったり、逆の時だってあるかもしれない。
誰にとって真実かは人それぞれになるときだってあるんじゃないだろうか。

もし沙耶さん(達)がそれを”真実だと判断する立場”にいるとでもいうのであれば、
彼らが追い求める答え、満足なんか見つからないと思うし、
ましてや幻覚に真実を求めたいなんて。
もう自分では気付いていながらやってるとしか思えない、って最後に思いました(^_^.)

ひとつの物語として大変よかったと思います。途中とてもシビアなお話もあったり、
途中から出てる人みんなから笑顔なんて消えていってしまいましたが、
それでもまとまっていたと思います。衣装もほんと全部かわいかったし。

あとこの「うた∽かた」のイメージアルバム、すっかりお気に入りです。
この作品にぴったりで、まさにその名の通り、イメージアルバム(^_^.)


泡沫。
結果泡のように、全部が全部消えることはなかったのですが
あの夏がどんな夏だった?、というとやっぱ泡沫なような、儚い夏でした(^_^.)

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