SHUFFLE! 第20話

一瞬プリムラが答えを持っているのかも、と思ったけれど、
稟君の決意は、楓にとって最も恐れていたこととなってしまう。。


償えない罪、はないはず。
楓が稟君に対して行ってしまったことは取り返しのつかないことかもしれない。
けど、稟君はそれを上辺だけではなく、心底許してくれていたはず。

もうそこですべてフラットに戻してもよかったはず。

なのに楓はその償いをやめようとはしなかった。
それはもう償いではなくて、ただ側にいたいだけ、という気持ちに変わっていました。
もしそれだけであれば、プリムラやネリネ、シアちゃんたちと同じラインになってしまう。
”そうではない、わたしは特別な立場にいるのだ” と、彼女自身完結していた。

だから失う大きさ、言葉の重みが必然的にシアちゃんたちとは比べ物にならないくらい、
重く鋭く感じてしまう。彼女は自分が何をしているのか、したいのか、していきたいのか。
そのすべてをきれいさっぱり見失っていました。

稟君のためではない。その償いは、罪の意識は全部自分自身のため。


あそこまで壊れていても彼女は十分立ち直れると思う。
ただ元の環境に戻ることは決してできない。そもそも元の環境とはどこなのかもわからない。
どこが彼女にとって幸せで、彼女のためなのかは正直わからない。

内にすべてを閉じ込めていた楓でしたが、
ひとたびその箍が外れてしまったばかりに、彼女自身を苦しめることになってしまった。
最も恐れる事態は、
今の自分がいるのは過去の自分、すべてが原因であるということ。
自分だけが悪いのだという結論に達してしまうこと。

対象を"憎むべき対象"として見てしまっていた彼女の生き方は変えられない。
そこは立ち直る直らないの次元ではなく、もはや彼女の生きる術になっているから、
だからその憎むべき対象がもし自分なのだと位置づけてしまったら、
彼女を襲う彼女を止める人は、もういなくなっている。。


気づかないその気持ち、すべてが稟君のせいではないけれど、
すべての人が幸せになる方法はもう失ってしまったのは事実。
なら、誰かの幸せが、必ずしも誰かの不幸せに繋がるということではないということを、
彼は全力で導き出さなくてはいけない。でもそれは妥協点であってはいけない。

何より大事な事は、"失ってはいけない"という、とてもシンプルなことだと思う。


楓は楓が望むことを、ただ稟君に伝えれば、あんなにも苦しむことはないと思う。
もう許す許さないなんて誰も言ってないよ・・・。

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  • SHUFFLE! 第20話「忘れられぬ罪」

    Excerpt: まっさきに感想行きたいところなんですが、どうしても納得できない部分があるので、先に書いちゃいます。 いやぁ、今回は参りました。前回、褒めていただけにちょっとなぁ……確かに話の流れはいいんです。展開と.. Weblog: 普通の日々 racked: 2005-12-05 03:11
  • 『SHUFFLE!』 #20

    Excerpt: 前回のラストで・・・ “地獄少女”に頼るコト無く(笑)、 亜沙先輩をあの世に送りかけた楓。 Weblog: 【T】 Tsukasa♪'s Blog! racked: 2005-12-05 08:26