ハチミツとクローバーII 第7話

彼らのお話だけでも相当、でした。


森田兄弟の目的は父の研究所を取り戻すこと。
彼の唯一無二の友人の手によって奪われることとなってしまったその研究所を、
二人は必ず自分たちの手に戻すと誓っていた。

森田さんのおもしろさは100%父の血でした(^_^;)
リモコンなくしちゃうからさ、あれ欲しいよ。まゆげ繋いじゃいけませんw


彼は自分の技術力と、人望と、愛で人を惹きつけていました。
彼と一緒に仕事がしたい。彼と働いて汗を流したり、
喜びを、哀しみを分かち合いたい。
それ以外のことはたとえ言動が突拍子なくても
カレーの優先度がすごく高くても、それでも共に働きたいと思える人物でした。

何より一緒にいて楽しい。これが一番なんだろうな。
端から見てもついていくのが大変そうで、気苦労に耐えない感じはしたけど
でも周りの人たちはそんな彼が心の底から大好きなんだろうな。


司さんに達夫さんの気持ちを
いくら口で説明しても決してそれは伝わらないと思った。

彼のあの行動は結局誰のためにも、
自分にも、司さんにも何の意味をなさない行動でした。
命の終わりを悟っていたから、だから彼は賭けに出たのだろうか。
彼はどこからどこまでを予想していて、
こうなることも1つの結果だと思ってそれでも実行してしまったのだろうか。


司さんは人の上に立ちたくて社長になったんじゃなくて、
誰かの下で働く、ということが性に合わなかったから社長になっていました。
社長になったからといって本当に好き勝手できるわけじゃないとはいえ、
普通にどこかの子会社、傘下にいるのとではやはり幅は違う。


「どこが、分かれ道だったのか」

達夫さんの思いは徐々に極論へと向かっていました。
病弱の母のため、自分にしかできないことを探すため、
でももしかしたら最初から道は、生まれた瞬間から一本道だったとしたら。。

「あぁ、神様。俺の人生は何のためにあったんですか・・・」

たどり着いてはいけないところでした。
そこにあるとわかっていても、決して立ち止まってはいけない場所でした。
できることなら目を反らし、見て見ぬ振りをしなくていけない。
でも達夫さんはその歩みをそこで止めてしまった。
そのまま180度振り返ってしまった。
彼はすべてを賭けて、最後に彼を見届けるために賭けた。
そしてその賭けは、恐らく予想していたもう片方へと、ただ転がってしまった。

「これでやっと眠れそうな気がする。深く、深く。まるで泥のように・・・」

達夫さんが倒れた瞬間、
彼らが築きあげてきたものも、
この瞬間にすべて倒れきってしまったのかもしれない。

司さんは本当に即断でした。即断で会社を出て行くことにした。
そして彼を一生恨むと吐き捨てた。
けれど子供たち、忍と馨には達夫さんを絶対に恨むなと固く約束させた。


前へ。光の射す方へ。


幼い兄弟が必死に走るところも居たたまれなかった。
馨君の気持ちが達夫さんと同じだったということ。
馨君は弟のように速くは走れないと。。
おじさんの気持ちが自分にはわかってしまうと。。。

自分にしかできないことがあるって思いたかった。
それはいつまででも、生きているうちは
それをずっと追い求めることができることなのかもしれない。
いつか、叶うかも知れない。

けれど自分の目の前で叶っている人を見てしまったら、
本人はそうは思っていなくても、
少なくとも「自分が」叶っていると思ってしまったら、
その細く長い長い糸はひどく簡単に切れてしまう・・・。
彼への憧れは、達夫さんにとっては
永遠に手の届かない理想像だったのかな。



幼き日の兄弟。馨君を皆川さん、忍君を釘宮さんが熱演されていました。
現時点では、これ以上ないのではないかと思えるほどのキャスティングでした。
 釘宮さんは今でこそりんごちゃんにかなりのものを感じていますが、
 それまでずーっとアルフォンス・エルリックでした(^_^;)
 だから男の子役が正なんだと未だに感じます。
でも今回最も良かったのは達夫さんでした。


その達夫さんが馨君を背負って夕焼けを歩いていたシーンでは、
彼から語られるすべての言葉に何の言い回しも、含みもなく、
一切の優しさには包まれておらず、鋭利に心へ刻まれてきました。
どうして彼があんな行動に出てしまったのかが、
すべてがここで語り尽くされていた。

「わかる人にはわかるけれど、わからない人は一生わからない」
彼の気持ちはそんな気持ちの一つだったのかもしれない。



今回は久しぶりに強い衝撃を受けました。
だからか、また文体がまぁ、かなりおかしい(言い訳)

達夫さんの立場になってしまったら。
そう考えると本当に自分もどうしてしまうかわからないと思った。
心の強さに関係するだろうし、
彼は司さんに一番近くにいたようで、一番遠かったのかもしれないな。。


もう今回彼らの過去だけで相当なボリュームでしたのに、
次回。は、はぐちゃん、、、まさか・・・。

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この記事へのコメント

ケッツアール
2006年08月11日 23:44
フジサイト見ると。。竹本の声の人入院やん(@_@;)代役を立てるとか。。早く帰って来い竹本!!!


>ハチクロの裏
今までは片思いの流れがハチクロなのかと思ってましたが、実はそれは叶わない方が幸せという暗い現実も秘めているのかと。

森田さんの片思いはハグちゃんであり、一方では実の兄かもしれない。天秤にかけて自分の運命をかけたのは兄の方。これは兄に対する懺悔なのではないか。

真山に関してはやっと手に入れた幸せという現実の嘘の始まり。理花さんはおそらく真山を原田と花本の代わりだと感じているはずだ。いつか幸せという温かいものは次第に冷めていくスープのようになるのを知っているだろう。そうならないで欲しいのだが、理花さん謎キャラだから分からないですね。。

>ハグちゃんカムバック!!
皆には夢があって、私にはそれが実現出来ない。
花本先生もいつまでも自分と一緒にいるわけではないし、他の皆もずっと一緒にいるわけではない。
いつか皆ばらばらになる。そうしたら自分はどうなるんだろうって感じに落ち込んだんじゃないかな。
一番ハグちゃんが心配です。
2006年08月12日 20:32
ほんと神谷さん心配です。アフレコに来れないとなると歩けない、台本持てないから腕?もっと?なんか考え出したらどんどん心配になってきます。。


森田さんの馨さんへの思いは今回はっきりとは語られていませんでしたね。彼は兄のことを本当はどういう目で見ていたのか。兄のいうことに自分も同意していた。でもそれは父のことであって、兄への対する気持ちにも繋がっているのか。兄に従うことが、彼の気持ちなのか。次回語られるでしょうか。

真山さんのあの1シーンは捉えられませんでした。あれは笑っていた?ある意味怖い流れの中だっただけに怖かった。でも一番怖かったのははぐちゃん。彼女が一番芸術肌な芸術家ですよね。いつもいつも一人で。あれは考えているんじゃなくて「抱え込んで」るだけ。心配・・・。

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