ARIA The NATURAL 第23話
それはよくある偶然かも知れない。
でもそれは一つひとつが、奇跡かも知れない。
あ、荒巻課長、お久しぶりです。
攻殻新作まだ見れていません。すみません。。
おじいさんがとにかくかわいい、そんなお話でした。
もちろんおばあさんもとってもかわいかったです。
長い長い時を共に過ごしてきたからこそ、
二人は誰が何言うこともない、"当たり前"で繋がっていました。
どんな言葉をかけると、どんな返事を返してくるか。
こう言えば反応はこうくるだろう。
おばあさんは、そんな当たり前な会話を
もう全部が手に取るようにわかっていたんだろうな。
おじいさんはそういうの感じてなくて、
でも一つだけ。おばあさんの喜ぶことだけはずっと最初からわかっていた。
たったそれだけのこと、と見えるも、とてもとても大事なことでした。
海との結婚式を見たいと言ったおばあさん。
その話はずっとずっと昔に話していたこと。
そのことをずっとずっと覚えていてくれたおじいさん。
今回も全編が良かったのは言うまでもなく、
特に良かったのは、やっぱみんなが揃って
音楽が奏で始められたところからだなぁ。
灯里ちゃんたちが一生懸命飾り付けたゴンドラに乗って、
おじいさんとおばあさんは海との結婚式を始めました。
おじいさんが指輪を無くしてて困っていたとき、
徐におばあさんが指輪を出してくれた。
おじいさんはいつも助けられてばかりだな、と本音を零しながら、
まるで二度目のプロポーズのような、素敵な言葉を続けて話してくれた。
「アクアは、海の助けがなくては生きていけない星。
ネオ・ヴェネツィアは今までも、これからも。海に永久に恋している」
「海も。ネオ・ヴェネツィアにずっと恋いこがれているからこそ
寄り添い続けているんですよ」
おばあさんはもちろん、
おじいさんの言葉と気持ちを全部わかってくれていました。
もう、これ以上言葉はいらない。本当に美しくて、素敵な人たちでした。
今生きているときにしか得られない幸せがあるように、
歳を取らなくては得られない幸せもある。
人は変わっていかなくてはいけないとよくいうけれど
変わってはいけないことももちろんあるし
変わらないことの方が難しいことだって、同じくらいたくさんある。
永遠の愛を、過去も今も、そしてこれからも。
決して大きくもなければ多くもない、
けれどずっとずっと与えてくれる、与えてもらえるというのは
十分に幸せなことで、自慢できる喜びと素敵でした。
「最後の一瞬まで、二人が幸せでありますように」
永遠という言葉はとても怖いと思うときが多いのだけれど、
アクアの海へと沈んでいったその指輪を見ていると、
あの老夫婦を見ていると、あの街を見ていると、
そんなことは全く感じられずに、ただ、美しさが見えました。
「美しい」という言葉が、こんな簡単な有り触れた言葉が一番ぴったりで。。
すべての出会いは奇跡なのかもしれない。
大切な想いは、時間をかけて育てていくものなのかもしれない。
考えれば考えるほどそう思ってしまうから不思議(^_^;)
何もかもが決まっている方が不自然に思えてくる。
大切にしなくてはいけないことはたくさんの中で
出会い、人との出会いは、一生一番大事にしていかなければならない。
何をするにも始まるのも終わるのも。
すべては人との出会いがなければ何も起きないのだから。
今回も普通に、というと語弊があるけど(^_^;)素敵なお話でした。
再び今期でも"出会い"のテーマなお話があって良かったです。
"素敵な出会い"
何度も語られているけど、これが常に彼女が求めている奇跡なんだよね。
次回は藍華ちゃんの笑顔。。だけじゃわからんw
明日のウンディーネか・・・。どのお話だろうなぁ。
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