バーテンダー 第3話

何においても実にストレートなこの作品。
とっくに完成されている印象を受けます。

ドラマなだけに、キャストさんの演技力が問われる作品も最近じゃ珍しい。
たぶん今後も自分のこの作品の見方はゲストキャラを
どなたが演じているか、ってことになりそうで、そして今回は清川元夢さん。
でも物語の主役はあくまで神のグラス(^_^;)今回はマルガリータ。

その誕生のお話は確かに出来過ぎたお話にも聞こえたけれど、
現実は小説よりも何倍も、という考えもあるだけに疑いはしませんでした。
それでも今回のお客さん、嶋岡さんにとっては
美談であり広告にしか聞こえない。虚構でしかないのだと。
(dramatized CMって言葉は初めて聞いた)


演劇の一説を話すところ、タクシーにて過去の自分と対峙していたところ。
そしてラスト、真実に気づいて走り出したところ。
もうどれもが清川さんのお力だけで、
相当引き込まれる絵ができあがっていました。


「後悔があったから、今の自分がいる」

過去から逃げ続けてしまったこと。
過去を過去として見続ける勇気が持てなかったこと。
自分はなんて弱いんだということ。

けれど同時に、同じ彼の過去がそれに応えるかのように
自分の過去に応えるかのように、自分の過去は積み上げられていたことに
彼はマルガリータを飲んだことで気づけました。

後悔は決して無駄ではない。
後悔があったからこそ、今の自分がいる・・・。


バーの常識、ルール。それはどれもこれもきっと後からできたものであって、
誰もそれを押しつけるようなことはなかった。強いてあげれば
マナーに関してだけは、口を出してくる人はいるかもしれない。
誰もが自分が、自分たちが気持ちよくお酒を"楽しみたい"
それがバーであると、語ってくれていました。

時にそれが一人であった場合、バーテンダーを通して
自分は自分と、或いは自分の過去と対話ができる。
それもバーなのであると教えてくれました。


過去を過去として受け取る力もまた、勇気と呼んで間違いはない。
どれほどの重さがあって、どれほどの世界があるかはわからない。
乗り越えなくても生きていけることも多い。
でもちょっとしたことで、乗り越えることができたとしたらどうだろう。
間違いなく未来を変えることにはならないだろうか。


相変わらず細部にも雰囲気がいっぱいでEDへの入り方も絶妙でした。
どんどんバーが身近に思えてくる錯覚に陥る(^_^;)
そして次回もかなり楽しみです。

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