地獄少女 二籠 第7話
彼はわら人形を使って、誰を地獄へ堕とすために受け取ったのか。
彼女には始めにそれを見たとき、既にわかっていた。
わら人形をもらった彼は、
その人形を使うことなく不幸にも事故死してしまった。
けれどそのわら人形はあいちゃんの下に戻っていくことはなく、
初めてそれは別な人へと受け継がれるという形態に。
もう間違いなく今期はこのままのペースでいってくれそう。
ネタが切れるまでw 最後まで楽しませてくれそうです。
受け継いだのは彼の妹、茂木恵美。
兄の机の引き出しからその人形、さらに背後に立っていたあいちゃんを見て、
彼女はすぐにあいちゃんを地獄少女だと気づいていました。
それは噂で聞き及んでいたのか、それとも自分もアクセス経験者だったのか。
ターゲットは彼らの母親、茂木和子。彼女は息子の死に取り憑かれていた。
どこにぶつけて良いのかわからない、
けれどそのまま抑えるにはあまりに耐え難いその憤りを、
マスメディアを用いて世間に訴えることで「発散」していた。
もちろん最初は突然の息子の死に
半ば錯乱状態で訴えていたに過ぎなかったのかもしれない。
けれどそれは徐々に目的へと転化されていき、
かつ、自分の言動でマスメディアが動いている。
自分が動かしているのだ、という錯覚に陥り、満足を覚えていた。
もちろん誰も忘れてはいないし、忘れろとも言っていない。
ただずっとずっとそこに居座り続けてしまうことは、
誰の目にも、誰にとっても良くはないことだとわかっていました。
ただとりあえず今は前を向いてほしい。
恵美ちゃんは必至に母を説得し、母のために尽くしてきていた。
でも母はますますエスカレートしていき、
それは市の会見を境に
母親は別のスイッチが入ったかのように変貌を遂げてしまった。
息子の事故死によって、近くにあった地蔵の頭だけが吹き飛んだ。
その頭を、母は大事そうに息子の名を呼びながら抱きかかえて・・・。
市の会見ですべてが終わるはずで、一目連の仕事も、
ずーっと出番待ちだった輪入道の人形待機も終わるはずでした。
でも事態はどんどんよくない方向へ進み、父も堕落し
手も足も出ない状況下へと恵美ちゃんは追い詰められた。
「母さんがいなきゃ、家族はうまくいくのに」
兄のその気持ちがわかってしまった恵美ちゃんは糸の紐を解いてしまい
実の母親を地獄へと送ってしまった。。。
もうどうやったってどうしようもない終わりしかありませんでした。
最後の食卓は心から「最悪」であったと言えるでしょう。
今回もまた後味どころか、ほんと信じられなくくらい最悪でした。
そこに怨みがある限り、例えバッドエンドを導くことになろうとも
最終決断をしたのは糸を引いた本人であり、
地獄少女はただ、聞き届けて地獄へ流すだけ。残酷極まりありませんでした。
遺族のお話もまた、おいそれと触れられるものじゃなく、
やりづらい、描きづらいところを
臆することなく正面から描いてくるこの作品らしいテーマでした。
それもまたこの作品を評価すべき点なのかもしれない。
「フィクションだから」という軽い気持ちではないとわかるけれど
それでもそう簡単に作れるお話ではないと思います。
誰にも好き好んで描けるとも思えないし。
当事者の気持ち。
それは何よりも前に、何よりも優先すべきことで絶対なのか。
「それしかなかった」者にとってそれは愚問ではあるのかもしれないが
それでもそうするしかない、という状況は
想像し難いものではありませんでした。
口を出せないのではなくて、出してはいけないのでは?という空気は
どうしたって満ちている。誰だって悪い者には罰を与えて欲しいと
心の底では思っているのかもしれない・・・。
悪い者というんは正確には「自分にとっては悪い者」
いつどうなるかわからない。恐怖は身近にこそ多く側にある。
わかったところでできることは少ないのも現実だけど
非日常的なお話ではありませんでした。
で、気を持ち直してw 次回はまたおもしろいタイトル「偽地獄通信」
富沢美智恵さんです(^.^) 送られる側が見られるのかなぁ。
まだ7話だけれど全然休みなしだ。
前期のように、いつか休憩期間がくると構えているんだけどw
きくりちゃんはやっぱ後半じゃないと出てこなさげ。
二週連続で「いっぺん死んでみる?」はなしでしたが、次回は聞けるかなー
彼女には始めにそれを見たとき、既にわかっていた。
わら人形をもらった彼は、
その人形を使うことなく不幸にも事故死してしまった。
けれどそのわら人形はあいちゃんの下に戻っていくことはなく、
初めてそれは別な人へと受け継がれるという形態に。
もう間違いなく今期はこのままのペースでいってくれそう。
ネタが切れるまでw 最後まで楽しませてくれそうです。
受け継いだのは彼の妹、茂木恵美。
兄の机の引き出しからその人形、さらに背後に立っていたあいちゃんを見て、
彼女はすぐにあいちゃんを地獄少女だと気づいていました。
それは噂で聞き及んでいたのか、それとも自分もアクセス経験者だったのか。
ターゲットは彼らの母親、茂木和子。彼女は息子の死に取り憑かれていた。
どこにぶつけて良いのかわからない、
けれどそのまま抑えるにはあまりに耐え難いその憤りを、
マスメディアを用いて世間に訴えることで「発散」していた。
もちろん最初は突然の息子の死に
半ば錯乱状態で訴えていたに過ぎなかったのかもしれない。
けれどそれは徐々に目的へと転化されていき、
かつ、自分の言動でマスメディアが動いている。
自分が動かしているのだ、という錯覚に陥り、満足を覚えていた。
もちろん誰も忘れてはいないし、忘れろとも言っていない。
ただずっとずっとそこに居座り続けてしまうことは、
誰の目にも、誰にとっても良くはないことだとわかっていました。
ただとりあえず今は前を向いてほしい。
恵美ちゃんは必至に母を説得し、母のために尽くしてきていた。
でも母はますますエスカレートしていき、
それは市の会見を境に
母親は別のスイッチが入ったかのように変貌を遂げてしまった。
息子の事故死によって、近くにあった地蔵の頭だけが吹き飛んだ。
その頭を、母は大事そうに息子の名を呼びながら抱きかかえて・・・。
市の会見ですべてが終わるはずで、一目連の仕事も、
ずーっと出番待ちだった輪入道の人形待機も終わるはずでした。
でも事態はどんどんよくない方向へ進み、父も堕落し
手も足も出ない状況下へと恵美ちゃんは追い詰められた。
「母さんがいなきゃ、家族はうまくいくのに」
兄のその気持ちがわかってしまった恵美ちゃんは糸の紐を解いてしまい
実の母親を地獄へと送ってしまった。。。
もうどうやったってどうしようもない終わりしかありませんでした。
最後の食卓は心から「最悪」であったと言えるでしょう。
今回もまた後味どころか、ほんと信じられなくくらい最悪でした。
そこに怨みがある限り、例えバッドエンドを導くことになろうとも
最終決断をしたのは糸を引いた本人であり、
地獄少女はただ、聞き届けて地獄へ流すだけ。残酷極まりありませんでした。
遺族のお話もまた、おいそれと触れられるものじゃなく、
やりづらい、描きづらいところを
臆することなく正面から描いてくるこの作品らしいテーマでした。
それもまたこの作品を評価すべき点なのかもしれない。
「フィクションだから」という軽い気持ちではないとわかるけれど
それでもそう簡単に作れるお話ではないと思います。
誰にも好き好んで描けるとも思えないし。
当事者の気持ち。
それは何よりも前に、何よりも優先すべきことで絶対なのか。
「それしかなかった」者にとってそれは愚問ではあるのかもしれないが
それでもそうするしかない、という状況は
想像し難いものではありませんでした。
口を出せないのではなくて、出してはいけないのでは?という空気は
どうしたって満ちている。誰だって悪い者には罰を与えて欲しいと
心の底では思っているのかもしれない・・・。
悪い者というんは正確には「自分にとっては悪い者」
いつどうなるかわからない。恐怖は身近にこそ多く側にある。
わかったところでできることは少ないのも現実だけど
非日常的なお話ではありませんでした。
で、気を持ち直してw 次回はまたおもしろいタイトル「偽地獄通信」
富沢美智恵さんです(^.^) 送られる側が見られるのかなぁ。
まだ7話だけれど全然休みなしだ。
前期のように、いつか休憩期間がくると構えているんだけどw
きくりちゃんはやっぱ後半じゃないと出てこなさげ。
二週連続で「いっぺん死んでみる?」はなしでしたが、次回は聞けるかなー
この記事へのコメント
サーバー不良により、以前送った記事が消滅したので新しいほうを送りました。
面倒だとは思いますが、古いほうを削除していただけると助かります^^
失礼しました~
確かに開きませんでした・・・。
削除させていただきましたm(__)m
またよろしくです。
お地蔵様の頭を持っていました、立派なバチ当りです
ね。