RED GARDEN 第21話

 聖夜が明けた朝、最後の招集に彼女たちは学園へと集まりました。

 すべては次回の最後の戦い、最終回へと繋がる序章として今回は描かれていました。4人それぞれの物語は、最後まできちんとエンディングが用意されていて、僅かな時の中、彼女たちの人生に於いて確実に1つの出来事として、それも大きな分岐点になるであろう内容でした。
 「いろいろあった」とは、間違っても括れないほど(^_^;) 彼女たちに降り注いだ"災害"とも等しい突然かつ、衝撃的な事実を前に、彼女たちは抗い、受け入れ、諦め、それでも縋り、生きていた。みっともない、かっこ悪い、そんな形振りなんか構わずにとにかく生きる道を選びました。結果、未来は現状の延長線上ではないとわかってしまったのだけれど、それでも彼女たちは進んだ。自分たちの記憶が失われるとしても、自分たちを覚えていてくれる人がいると信じ、彼女たちは戦いました。

 そして各々がこれまでの人生に区切りをつけ、学園へと集まりました。


 22話という割と中途半端な回数で終わりなのか若干信じられなかったんだけど、最後戦でまとめるのであれば1話で収まりそうでした。後日談を、それこそあとでDVDで、とかなら及第かな。CMもいつの間にか4人分(歌ありw)ができてることに今回で気づいたり(汗) 最初は歌からだったこと思い出されます。

 プレスコと呼ばれる録音手法がこの作品の大きな特徴とされていましたが、それを活かせたキャストとスタッフの力が最も評価されるべき点とも思います。ナチュラルに創りながら、流れている物語は極めて非現実的なもの。そのギャップが物語をリアルな世界へと引き寄せることとなっていて、底知れぬ謎と恐怖がこれまで見たことのない高さにまで高まっていました。どれもが「アニメとしては」という言葉が頭に付くとはいえ、そもそもそれがすごいなと見ていて思いました。キャラデザ的にはかなり取っつきにくいものの、最初から(たぶん、、)きちんと見てこれて良かったです。終わり際となってはどの作品よりも、次回が楽しみなものとなっていたことも事実です。


 ケイトの受けた心の傷。彼女の恋は無惨に裏切られ、かき消されてしまった。同時姉のこともあり彼女の気持ちはとてもじゃないけど落ち着いているようには見えませんでした。追い打ちのように現れたリーズのことも然り。そこをポーラさんが全部込みで受け入れてくれてたことが、彼女の愛だとしてもケイトは彼女に、確実に支えられていました。涙をただ流すことなく、拭うことができた。それだけでもケイトにとって安らぎになっていたと思う。

 レイチェルが乗り越えた恋。彼女の恋は彼女自身からピリオドを打たざるを得ない状況となってしまっていました。誰よりも彼を愛していたから、彼を哀しませるようなことにはしたくなかった。もし彼が事情を知って、理解してくれたら、と思うとどちらが、どちらの幸せが二人にとって良かったと呼べたのかは、もうわかりませんでした。ただ彼女は最後に、なんとも思っていなかった男から(^_^;) だったとしても、自分の存在を"レイチェル"として認識してくれていたが嬉しかったんだろうな。ヒーローという言葉がやけにしっくりきました。

 ローズが求めた愛。何よりも家族へ注がれていた彼女の愛は、彼女が4人の中で一番頼りないと思っていただけに、その大きさに驚きもありました。「なんだ、全然考えてるんじゃん」って思って(^_^;) 二人の兄弟を世話して、お母さんのお見舞いにいって、お父さんを励まして元気づけて。結果、彼女は報われた聖夜を迎えられていたと思います。ドアを開けて、お父さんが立っていたとき、あのときが一番嬉しかっただろうな。

 クレアが受け入れた愛。彼女はどれもにはっきりとは答えを出してきませんでした。父に対しても、恋人に対しても。それが奇しくも今回の一件で、どちらへも答えを見つけ、一時点とはいえ出すことができた。父の並々ならない愛と、いつも側にいてくれていた彼の愛。何よりも自由と独立を重視していた彼女らしいまとめと思いました。自分からのキスも、彼女だからこそ自然でかなり良かったシーンでした。もうほんとクレアが一番大好きでした(>_<)


 まとめているようでいつも通りまとまりきれていませんがw 彼女たちの成長は回を重ねる毎に顕著に現れていて、それが魅力でもありました。本の素晴らしさももちろん。あとは音楽。今回初めて使われていた音楽が結構あったんじゃないかなあ。サントラだけはやはり買おうかとまた悩むほど良いものが多いと思いました。あとはLM.Cにもかなり(^_^;) 彼らのアルバムと共にサントラかな。


 次回最終話「光」
 どのような結末を見せてくれるのか(終わるのか(^_^;) 非常に楽しみです。ルーラさんはJCの下に逝くのか・・・。。

RED GARDEN DVD BOX 2 (完全限定生産)
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  • RED GARDEN 第21話「最後の朝」の感想

    Excerpt: 同人ドラえもん最終回に関係者が怒りを覚えているらしいですが、オレに言わせれば現ア Weblog: 何て不敵にオタLIFE racked: 2007-03-08 23:23