牙 第50話

 彼我兵力差は1対5

 戦いを制し、再びタスカーを呼び出したのはノア。キースピリット5体相手ではさすがにアミル・ガウル1体ではどうしようもなかったゼッド君。彼にアミル・ガウルを奪われ、再度タスカー様降臨となってしまった。

 結局のところジーコって、と疑問に思わざるを得ないシーンがございました。彼はトータル的にみても、全く指導者には向いていないし、ましてや人の上に立つなんてことできやしない。己の欲望に素直な、ただ求めることしかできない、単なる老人でした。この作品で一番嫌いになったのが彼です(^_^;) もうサラさんのお話の当たりから確定していたけど、今回でさらに絶対になった。ほんとあのじーさんさえいなければ、って思ったな。

 タスカー様の意思がノアに宿り、彼がタスカー本体に飲み込まれる直前、ゼッド君は彼を救うことができました。誕生日に彼から貰ったあのアクセサリ。彼はあれからずっと肌身離さず持っていました。彼を心からの親友と信じ、心から信頼していた証として。友からの贈り物としてずっと持っていました。その気持ちはノアにも、微かに彼と同じ気持ちが残っていたから、ゼッド君と同じ気持ちがまだ彼には残っていたから、だから彼は取り戻せた。
 ノア君が追い続けていた力、望み叶えようとしていた救世主としての力。それは幻想であり、現実にはただの破壊と創造でしかありませんでした。何を持って世界を救うということになるのか、その根本から間違っていた。それでもゼッド君はすべてを知った上で、ノアを救うため自ら救世主の運命を受け入れることに・・・。


 いよいよ次回最終話。4クールなのにほぼ毎回ものすごいスピードで展開していったこの作品は、水面ぎりぎりの高度と、限界に近い速度を維持しながらここまできた、という印象です。容赦ない切り捨て。壮大な世界。後半はキースピリットに翻弄されて次々と現れては消えていく登場人物の繰り返し。その展開にこっちとしては大いに翻弄されていたかな(^_^;) かなり早い段階から「もう見ることをやめられない、、」という気持ちにもなったのも確かw 途中でどうしても切れなくなったというかなんというか。
 そのスピードさゆえ、多くのことが切り捨てられてきたのも事実で、個人的にはもうちょっとシーカーズは最後の最後での国だったからお話がほしかったし、タスク=牙、という説明がここまでなかったような気もするもちょっと気になったり。「それは今更だよ」ってことかな。


 次回「風吹く場所へ」壮絶なエンディングになりそうです。完全に覚醒したタスカーと、自らどう戦うのか。ゼッド君最後の戦いを待ちます。

牙 第1章 運命の風 3
牙 第1章 運命の風 3

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  • 牙50話

    Excerpt: 牙50話 ゼッドとノアのラストバトル? ノアは「あるべき場所で~」とか 言ってたような気がするけど… 普通に荒野というか広場で決闘? モーリマは世界の滅亡が目的か ジームは復旧だったか.. Weblog: 流れに身をまかせて racked: 2007-03-18 23:26
  • 『牙-KIBA-』 ロイア

    Excerpt: 『牙-KIBA-』のロイアです。 彼女の不思議な髪型・・・。 描き終わった今でも、どうなっているのかよく分からないんですけど(´▽`;) 恐らく、帽子の中で上手く纏まる様に工夫されているので.. Weblog: ゆったりイラスト空間 racked: 2007-03-21 17:57