GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO- 第10話

彼女たちは眠りながら、涙を流す。

 トリエラとの出会い。
 ピノッキオに負けてから立ち上がるまでの彼女。
 暗殺のプロでありながら、一人の少女であるという彼女。
 そして恋する気持ちも持った、一人の女性でもある彼女。

 彼女の成長はある面から見れば、もう終わっているといえる。けれどそう見る人は、少なくとも公社のメンバーにはいない。彼女は確実に成長をしている。どんな方法であれ、彼女が今、笑顔でいる時があるのだから、彼女は成長している。


 構成は過去と今とを交互に描き、トリエラという一人の義体の少女を描いていました。敢えてメリアリをつけずに、一つのお話としたかったのかな。自分はあまり好みではありませんでした。アニメでは少し難しかったんじゃないかな。

 物語、本があまりに良ければ良いほど、何か別な気持ちがこみ上げてきます(^_^;) いつか晴れやかな気持ちでこのお話をまた見たい。


 現実を求めることで何を得るのか。

 現実にはもちろん暖かさなんか微塵もない。色もなければ、重さもない。けれどいつも直面する現実はひどく冷たく、ひどく暗く、ひどく重いときばかりで、想像、空想のその先に存在する。
 だから誰でも、目を背きたくなるし、逃げたくなる、関わりたくないと思う。それ以外の現実だってたくさんあるのだから、そっちに行きたくなる。

 けれどもしそこで自分が歩みを止めて、来た道を戻ってしまったら、あの子供たちは変わらずそこに居続けて、あの子供たちと同じ境遇に見舞われる他の子供たちも多く溢れてきてしまう。それは止めたいと思うけれど、知らされるだけで、手も出させてくれない。

 ヒルシャーさんの声は大きく、強かったです。人とは良いものなんだと認識して育った人と、そうではない人がいるんだという事実。彼がみた世界は確かに今自分がいる世界と同じ場であり、同じ人が行っている。同じ人間が。

 悪意が前提として捉えられなければ、たちまち迷い込んでしまうといっていたのだろうけれど、当人だってそうは信じたくないと思いながら働いているんだとしても、あまりに受け入れがたいお話でした。



 二週間の強化合宿を終えたトリエラの力。今度こそピノッキオを押さえられるか楽しみです。彼女のプライドと涙。とても良く伝わってきたお話でした。

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