D.C.II S.S. 第9話 「壊れゆく春」

止まらない異変。


 さくらが桜の木へ入り込み、内側から制御することで、初音島の異変は止まるはずだった。けれど再び事故は、今度は音姉の目の前で起きてしまった。異変は収まっておらず、桜は変わらずの満開でした。


 もう手段はただ一つ、あの桜の木を枯らせるしかない。そう、音姉は決めようとした。けれどそれは同時に、大好きな弟君を永遠に失ってしまうという未来も訪れるということ。容易に彼女は判断できませんでした。
 島に実害が出る前になんとかしてこの異変は食い止めたい。けれど弟君を失いたくない。なぜなら自分は弟君のことずっと前から、弟としてではなく"好きな人"という対象で見て接してきていたことに、気づいてしまったから。

 そんな音姉の苦悩を見て、気持ちを受けて、純一さんが、さくらと同じように桜の木の制御を試みました。が、それでもまだ、あの桜の木に漂う淀みは収まってはいませんでした。。


 音姉が一人で抱え込んでいたことに、まゆきさんや義之君がとても心配していたけれど、彼女は頑なでした。言えるわけがない、という気持ちの中、このままではどうしようもないという気持ちも抱えていながら、つい、弟君には強く当たってしまった。辛かっただろうな・・・。

 その彼女の唯一の妹である由夢ちゃん。彼女は今回「心配しなくてもきっと大丈夫だよ」と、明るく義之君を励ます立場にいました。もちろん彼女がただ楽天的な気持ちでいっていたわけではない。彼女もまた、一人で抱えているから。。信じるしかできないというのは、とても自分が小さく思えて、頼りない存在なんじゃないかと思ってしまうもの。
 由夢ちゃんはすべてを知っているわけじゃない。彼女だって心配なことには変わりないんだよね。


 音姉の心情を描くために、1話まるまるでした。このまま音姉のルートを主にどうやら落ち着きそうだなぁ。間に由夢ちゃんのお話も入ってくれれば、少しオリジナルな展開が期待できそう。


 夢はいつか、必ず終わりが来るもの。
 夢の先にあるものが何かはわからない。
 けれど夢は必ず、覚めてしまうもの。

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サクラアマネクセカイ
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