地獄少女 三鼎 第21話

地獄は、人の中にある。


 ゆずきちゃんは決して地獄少女になんかならないと、抗うことを決めていました。けれど具体的にはどうすればいいのか。今自分にできるのは、地獄通信へアクセスしようとする人がわかる力だけだから、なんとか自分でその人たちを止める。つまりは今までと変わらない行動でしかなかった。

 雨の日、公園で出会った少年、海斗君の境遇は、一方的に母親に非があるものでした。あんな母親に愛されたくもない。そしてそれを見て見ぬふりをしていた父親。あんな父親にも愛されたくはない。両親に見捨てられたも同然だった海斗君は、あれで誰かを怨むな、という方が辛い状況だったのは確かでした。

 でも最初はそんなんじゃなかった。

 海斗君はどうしてもあの幸せだった日を取り戻したかった。優しいパパとママ。そして自分。その三人での生活が、彼にとっての幸せでした。
 だから彼は地獄通信へとアクセスし、そして望みだった「三人」へと戻ることとなりました。ママのお腹に宿っていた、まだ生まれてもいない子供を流して。。

 もちろん、彼らが手に入れたのは本当の幸せではない。本当の幸せは、現実に立ち向かわなければ決して手に入れられないものと思います。とはいっても、それは本当の現実に直面してみなければ、言い切れるものじゃないかもしれないし、他人と同じ状況、なんて存在はしないのだから、軽々しく結論を出せるものではないのかもしれない。全部がただのきれい事と取られてもしかたがない。

 でもそれを認めてしまったら、どうなってしまうのかまで、きちんと考えたといえるだろうか?

 答えは見いだせませんでした。じゃあどうすれば良かったのか。とてもじゃないけど、自分にはわかりませんでした。


 最後、海斗君の笑顔を見てゆずきちゃんは笑っていました。そしてその湖面にはあいちゃんが写っていた。ここも一つの分岐点になってしまったのかな。。 親に電話が繋がらなかったのはあいちゃんのせいだったんだろうか。


 徐々にゆずきちゃんの出番が増えてきました。着実に近づいています。きくりちゃんじゃより、混沌が蔓延るだけなのは明白でした(^_^;)

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