続 夏目友人帳 最終話 「人と妖」

どちらを大事と思うか。


 お話は前回の続き。ニャンコ先生すら気づけなかった妖のカイ君。でも彼はそこら辺の妖と違い、やや高貴な妖でした。なら尚更気づけそうだったけれど、ニャンコ先生にも"慣れ"はあったってことみたい。


 名取さんはあくまでカイ君を払おうとしたけれど、夏目君はそれを認めるわけにはいきませんでした。カイ君を放っておくと、より(人間にとっての)危険が増えるかも知れない。それをわかった上で、彼はカイ君を守りたいと考えていました。


 人と妖、どちらを選ぶか。

 名取さんは夏目君のことをとてもよく理解してくれていて、見てくれている。だから彼は「"もう"君は」という言葉を選んでいました。彼は彼自身が"人"であるがゆえ、最初から選択肢は、いや、最終的に選ばなくてはいけないのはどちらかを、教えてくれようとしていました。

 夏目君はどちらでもない、どちらも大事なのだ、という答えを選びました。

 それは傲慢で、どちらに対しても考えが足りていないのではと思ってしまう。みんなが幸せになる、なんて世界は存在しないのだということ。やはりそれも、彼はわかっていて選んだのかな。それとも今後、わかってくるのか。今はただ、自分の選択に責任を負うべく、行動へと移していたに過ぎないのかも知れない。名取さんはそんな彼に対して、今回は折れました。今後は確実にもっと切迫した状況で、選択を迫られる。その時が来るまで、名取さんには夏目君の側にいてもらいたいな。。


 どちらも救えればそれにこしたことはない。それはどちらかしか救えないことも想定してのこと。試みる価値はあるはずで、やってもみないで結論づけてしまうことは、やりたくないだろうな。ただ、これって「試みること」が目的になってはいけないこととも思います。自分は、どちらのためにも、という道は必ずあると思います。


 あと通じて、今期ニャンコ先生は「面倒な奴」と夏目君を言い表していたことも、今後に繋がっているようにみえました。

 他人を巻き込まなければ、他人に知られることさえなければ、迷惑はかからない。それが今の夏目君の行動でした。でもそれをニャンコ先生は、"浅はか"、とも言い捨てていた。少なくとも夏目君の周りに集まってきてくれている田沼君や多軌さんは、夏目君に対して「巻き込まれたくない」とは思っていないし、もちろん危険にさらされるかもしれない、という思いもあるけれど、そんなの妖たちに通じるだろうか?

 多軌さんたちは夏目君に関わりたいと思っている。まずはそれを、夏目君は今後どこかで気づいてくれるんじゃないかな。



 二期もあっという間でした。このペースで三期、四期、と小出し小出しでもいいんで見ていきたいです。的場一門、って組織との絡みもあるし。

 当初はその妖のデザインだけで敬遠し乗り遅れましたが、二期はちゃんと見れて良かった(^.^) 在り方を素直に描いてくれる作品はやっぱ好きです。また是非ニャンコ先生とお会いしたい。ありがちながら、ライバル的な存在も出てくるとおもしろそうだなぁ。

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この記事へのコメント

ケッツアール
2009年04月01日 02:05
癒しの時間が終わってしまった(笑)
観たあと、和むんですよなぁー。
こうゆう感覚にしてくれるアニメはまだ無いと思う。

少し最終話はいつものペースに危機感と将来の展望が含まれた感じかな。

また観たいですな。

関係無いんですが、四日に発売するジャンプスクエア五月号オススメです。まぁテニスの王子様も前号で連載始まりましたが、新人の漫画が読み切りで読めるのもいいですね。
第一回コミックグランプリの準入選している漫画家の漫画が載るなので私は期待してます。

こんぴらは夜の部取れました。これで四国の歌舞伎は最高になります。四国の風景取れたら送ります。
2009年04月01日 19:54
 静かに、日常に近い視点で、でも扱っているのは妖なので、普通とはいえない。でも描いている本質は、ゆっくりと夏目君が"知って" 成長していくところ。時間がゆっくりに感じられますね。

>ジャンプスクエア
 漫画雑誌はもう数年見ても買ってもいないです。たまには買ってみます(^.^)

>こんぴらは夜の部取れました。
 取れたら是非とも風景見てみたいです!

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