ソ・ラ・ノ・オ・ト 第六話「彼方ノ休日・髪結イ」

 奇跡。それは偶然が重なりあって、気付けばそれは"運命"という言葉にも置き換えられること。


 A,Bパートで同じ時間軸を描きながら、カナタちゃん視点と、ファシリアさん率いる1121小隊視点で、物語は分れていました。その2つのお話は所々で交差して、互いに良い結果を生み出すこととなっていました。けれどそれは互いに知り得ずにできてしまっていて、最後まで気付かれることはありませんでした。ちょっと不思議な構成だったかな。


 ファリシアさんサイドでは、一芝居打って街の外からのギャングを追い払うことに。その芝居はとても芝居じみてましたがw 注目すべきはワインの密造? かな。そこで得たお金はどう遣われているんだろうか。。完全に軍側の設備に回っていたり、今回のように給与として割り振られていたりかな。脈々と受け継がれてきたから続けているのだとしても、そこまでしてどうしたいのかは、わかりませんでした。そうまでしないととてもじゃないけど暮らしもままならないってことかなあ。

 Bパートではカナタちゃんが初給料をもらって初休日。故郷の家族のため、街でお買い物をするお話。その途中、教会に引き取られている孤児のうちの一人、ミシオちゃんと偶然出会いました。そしていろんな小さな事が積み重なって、無事彼女が求めていた母の形見を入手。めでたくお話は双方良い形でまとまっていました。


 ミシオちゃんのお話は哀しく、ユミナさんが好きになりました。ユミナさんのファッションセンスは置いておくとして、その優しさと献身さは、頭が下がるばかりで、本気で他人のために尽くせる人だと思いました。

 ミシオちゃんが求めていた箱、に入ってた髪結い。
 もうお母さんはいない。だから今、自分にとって一番大事な人であるユミナに、どうしてもあの髪結いで、髪を結って欲しかった。ユミナさんが想っていた心は確かに、ミシオちゃんに伝わっていました。ユミナさん、心の底から嬉しかっただろうな・・・。

 人はどんなに大切な人、大好きな人を永遠に失うこととなっても、生きていくことができてしまう。もちろん誰もが打ち勝つことができるわけでもないのかもしれないのだけれど、本当は、誰もができること。
 「生きなくてはいけない」のではなくて「生きていけてしまう」
 この違いは、その境遇に直面し乗り越えた時に、初めて本当の意味を知ることができることだと思う。

 逞しく、哀しく、そして愛おしい。

 良いこと、と、心では思っているのに、どうしても「哀しい」ことでもある、って思ってしまうところは、どうしようもないこと。哀しいことも、そのまま受け入れて、自分の心に収めなくてはいけないから。。


 短いなりに、大変頑張りが見える作品だと思ってきました。めちゃくちゃおもしろく、後生に語り継がれるかというと、今今ではそれはまだ感じられない。それでもこの雰囲気が好みであることには、今回をもみても変わりませんでした。これからもいいお話が見られるといいなぁ。


 あの教会では「名」を、つけていたこと。見えない死神。今後に繋がってくると、これもまた深く世界が形成されていきそうで楽しみです。どうしたってもう既にここで折り返しなのが残念でなりませんが、次も楽しみにしています。

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