告白

レンタルで見ようと思っていたのだけれど、ふらりと観に行ける時間ができたため観てきました。


 インパクトある予告・キャッチコピーに決して負けない衝撃が終始程よくストーリーに散りばめられていて、先の読めない所もあり、最後まで緊張感を持って観ることができました。

 全体的にコンパクトさが感じられたし、そのせいかTVドラマのような構成にも感じたので、原作を読んだ方がよいかなとも思いました。伝えたいことが詰め込め切れていないように思ったからなんだけれど、それが原作もそのままだとしたら、その限りではないか。読まないとダメだ(^_^;)


 HIVに対しての知識を正しく持っていたとしても、それは物語を楽しむ上で特に関係はなく、逆に知識があると、その前提で森口先生の心理状態を伺うことができ、より深く楽しめそうでした。とても巧妙でした。謎という謎を序盤で一気に明らかにし、主旨がそこではないことをわからせ、その上で繰り広げられるのは復讐劇。娘への愛は決して消えはしない。娘への愛から生まれるすべての感情が、森口先生を突き動かしていました。

 命の重さに、差異はあるのか。

 命題に見えつつも、その答えは誰もが言わないだけで知っている。人が誰しも独りで生きていける生物であれば、その答えは変わるだけであり、真実と現実は永遠に等しくなることはない。さらにそれはさして重要なことでもないと思います。
 より考えなくてはいけないことは、その命について"知ろう"とすること。学ぼうとすること。考えようとすること。それらを"自ら"の心に刻み意識すること。並大抵のことじゃないけれど、そうしなければ変わらない。


 久しぶりに松さんをスクリーンで見て、良い意味で時代の流れを感じました。自分が最初に松さんをスクリーンで見たのは四月物語。あれからもう12年・・・。早すぎます(^_^;)



 学生は何考えているか怖いのは怖いけれど、無垢であり、大人に比べれば無知なのは確かで、みんながみんな同じ事をしようしていることもあり、彼等が何に憧れるかくらいなら知ることも容易。だから操作するのも容易。森口先生は生徒のことを親身に考えて接していたからこそ、すべてを容易く進めることができていたんじゃないかな、と、思いました。
 雰囲気や空気感、流れだけを感覚で読み取って、マス・コミがそれを定義化・活字化し、あたかもそれで世界が回っているように見える学生時代。今に始まったものではないとしてもせめて、その時期にこそ、何が正しくて何が正しくないかだけでも、知る必要性はあるんじゃないかな。たとえどんな手段を用いたとしても。



 映画館で映画を見るとなぜか「もっとたくさん映画を観よう」という気持ちにすぐなるんで(^_^;) この気持ちを今度こそ保ちつつ、もっと観ようと思います。アリエッティの前にも洋画でおもしろそうなのあったから観よ。


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