ギルティクラウン 第19話
"すべて"を引き受けることによって、彼はもう一度立ち上がった。
底辺にまで落ち込み、作品全体の何もかもに不快を感じていたのだけれど、そこにもし意味を見出すとしたら、やはり彼の再起のため、という答えが一番当てはまると思ってよさそう。今回を見て、わずかに掬えたものと思います。
春夏さんが裏切ってくれたおかげで、事態は最終局面を迎えました。集君から失われたヴォイドの力と右腕は、もう一度、その体に戻った。そのために背負った罪とリスクは、あまりにも大きく、哀しみに満ちていたけれど、それでも彼は、自分を貫くと決意しました。
集君が歩んできた道はあまりにも救いようがなく、同情の余地のないものがほとんどだった。だから主人公なのに、感情移入し難く、結果、物語にも入ることがままならない空気をまとっていました。それもうどうやっても取り返しのつかないほどに。
だから今回の彼の再起は、来るべくして来たものだとしても、その過去を覆すことはやはり難しいものだったと思います。かろうじて物語としての形は保ったに過ぎず、「こうなるのであれば何もあそこまでせずとも」という印象がやっぱ拭えなかったかなぁ。
結構微妙なラインを進んで、そのラインをちょっと超えてしまった。もしそこを超えていなければ、数倍、この作品は良いものへとなったと思う。全部が結果論とはいえ、紙一重な部分はあったように思います。
とうとう涯と戦える力を手に入れてしまった集君。すべてを終わらせるための戦いに期待しています。
底辺にまで落ち込み、作品全体の何もかもに不快を感じていたのだけれど、そこにもし意味を見出すとしたら、やはり彼の再起のため、という答えが一番当てはまると思ってよさそう。今回を見て、わずかに掬えたものと思います。
春夏さんが裏切ってくれたおかげで、事態は最終局面を迎えました。集君から失われたヴォイドの力と右腕は、もう一度、その体に戻った。そのために背負った罪とリスクは、あまりにも大きく、哀しみに満ちていたけれど、それでも彼は、自分を貫くと決意しました。
集君が歩んできた道はあまりにも救いようがなく、同情の余地のないものがほとんどだった。だから主人公なのに、感情移入し難く、結果、物語にも入ることがままならない空気をまとっていました。それもうどうやっても取り返しのつかないほどに。
だから今回の彼の再起は、来るべくして来たものだとしても、その過去を覆すことはやはり難しいものだったと思います。かろうじて物語としての形は保ったに過ぎず、「こうなるのであれば何もあそこまでせずとも」という印象がやっぱ拭えなかったかなぁ。
結構微妙なラインを進んで、そのラインをちょっと超えてしまった。もしそこを超えていなければ、数倍、この作品は良いものへとなったと思う。全部が結果論とはいえ、紙一重な部分はあったように思います。
とうとう涯と戦える力を手に入れてしまった集君。すべてを終わらせるための戦いに期待しています。
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