おおかみこどもの雨と雪

強く。そしていつも笑顔で。
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 3作目にして初めて、封切り日に観に行くことができました。先日のサマーウォーズはすっかり見れなかったけれど(^_^;)

 序盤は楽しく見ていたのですが、中盤に差し掛かるあたりからはもう完全に魅入っていました。描かれている内容は、子供たちがおおかみと人のハーフ、という点を除いては、ほぼ家族愛を描かれた作品。ゆえに、観る人によって、様々な感想、感動が生まれやすい作品だったとも思います。恐らく多くは大人の方が観るとしても、それはそれで感じる状況が大きく異なり、どの状況であっても、心に届く作品ではないかと思いました。

 花ちゃんの出会った運命。選択した道は、決して楽しいだけのものじゃありませんでした。描かれていた時間の中だけでみても、むしろ辛く、悲しく苦しい時の方が多かったように思います。

 でも彼女は笑顔を絶やさなかった。
 そして何よりも強く、
 誰よりも雨と雪を愛していました。
 それは彼との約束でもあり、
 彼女は母親でした。

 親子の物語はもちろん多く見てきたし、こちらの作品も別段目新しさは多くはありません。もちろんおおかみな部分は実にユニークでしたが、根本に描かれている親子愛は、実際のところ誰もが経験していても不思議ではない、ごくごく自然な、当たり前を感じられるところが大部分だったと思います。
 母親の愛を自然、と捉えられるかは、その人それぞれにはなってしまうのだけれど、(誰もが望まれて生まれてきたのだと信じたいから)誰もが母の愛を受けている。その母の愛は、想像を絶するほどに強くたくましいものなのだということを、痛感できる場面が数多くありました。花ちゃん自身がすごい、ってのもきっとあったかな(^_^;) でも母親とは、さほど変わらないのだと思います。だから「なぜそこまで」とか「どうしてそんなに」とかは、花ちゃんは思っていても、行動は止めない。

 何もかも言葉を綴っても「それが母親だから」で、すべてを包んでしまう。そう強く感じました。

 雪ちゃんもまた、同じように生きていかなくてはいけないかと思うと、少し悲しくはなったけれど、やはり運命、というか、導きは確かにあって、すべてがすべて、哀しみに覆われてはないと、彼の言葉で救われたかな。

 雨君の決意もまた、辛く苦しいものだっただろうけれど、そこにはまた別の、今度は「本能」が、彼の道を突き動かすことになっていました。哀しくないわけはないし、彼はいつまでも花ちゃんを見続けてくれると思います。

 もうここ数年のことなので珍しくはないんだけど、何度も涙が溢れそうになりました(^_^;) この映画を見て何よりも花ちゃんの強さに、心打たれたことが一番大きく、そしてこの作品を観ることができて良かったと思えたことです。
 子を想う親の愛は、絶対であるということ。
 ほんとうに素敵なお話でした。思っていた、期待していた以上に感動してしまったこと、嬉しく思います。Blu-ray出たらまた見てきっとまた泣いてしまう(^_^;)




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