鬼物語 第忍話「しのぶタイム 其ノ肆」

イレギュラーは排除されてしまう。それはまるで世界の理かのように。


 臥煙さんはなんでも知っていました。確実に彼との約束を取り付けて、彼女は彼に真実を伝えてくれました。

 でも現実は、いつも現実は、残酷でした。

 暗闇は言わば「非存在」であり、その目的もまた、イレギュラーの排除でしかなかった。イレギュラー。それは何を以ってそう捉えてくるのかは、正確には捉えられてはいなかったけれど、状況証拠からいって間違いなく、それは八九寺真宵ちゃんがターゲットだと、臥煙さん、そして斧乃木ちゃんもまた、そう判断していました。

 彼女はとうの昔に怪異ではなくなってしまっていた。もちろん幽霊でもない存在。つまりどちらにもない。どちらでもない存在。それがイレギュラー。

 結果としてこの現状を打破するには、彼女が「成仏」するしかない。そう結論づけて、臥煙さんは去って行きました。彼女が出してきた願いは、次回以降の、神原駿河のお話になっていくようです。

 もちろんそんなエンディングは、誰よりも阿良々木君が認めない。どうしたって認めるわけがない。でも肝心の彼女、八九寺真宵はもうすべてを受け入れてしまっていました。たった数ヶ月過ごしてきただけだったとはいえ、その数ヶ月こそが、彼女の人生の半分以上を占める、生きた証そのものに匹敵していたはず。誰よりも彼女自身が辛いはずなことを阿良々木君は受け入れ、彼女の決断を受け入れることになりました。


 こんなエンディングは全く以って予想だにしていなかったし、何より真宵ちゃんが退場してしまうなんてこと、あり得ない。あり得ないからこそ考えもしていませんでした。このシリーズを見てきてこんな気持ちにさせられたのも初めてだったし、何よりも悲しかったです。正直認めたくないとさえ思うほどに。
 彼女は確かにとっくの昔に死んでしまっていた。だから今回もただ「消えた」に過ぎない。なら、きっとまた・・・。そんなことをかなり本気で思ってしまうほどでした。


 そして少しずつ忍野扇の存在も色濃くなってきた感じ。CM見る限り彼女は結構なポジションにいるみたいだから、ファイナルシーズン?は楽しみではあります。でもなんかなぁ、今はまだそんな先のことより、真宵ちゃんのことが受け入れがたい、ってのが正直なところかな・・・(>_<)


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