四月は君の嘘 #11「命の灯」

走れ、走れ。


 公生君のコンクールはもちろん、予選突破にはなりませんでした。けれど得たものは大きい。もしかすると彼がこれまで歩んできたピアニストとしての人生において、最も大きいものだったんじゃないだろうか。
 嘆き、もがき、苦しみ、辿り着いたのは彼女の、かをりちゃんのために演奏を弾くということ。彼女にさえ届けばよいという想い。それは感謝でありそれはまだ芽生え自覚していない感情もきっと。

 公生君の母親の同期にあたる紘子さんがご登場となりました。彼女こそが、彼の才能にいち早く気付き、彼女がいたからこそ彼はピアニストになった。させられた、といっても過言ではない方。母と同期、という割にはかなりな若さを感じたし、とっても美人な方でもありました。一児の母とは思えない(^^)
 母亡き今、彼にピアノを教えるとしたら、彼女しかいない。彼の変わりゆくピアノをさせてくれそうです。

 そしてもう絶対に逸れることはないであろう、かをりちゃんの残された時間。意味深、なんて領域はとっくに超えていて、もう一直線でしかありません。彼女が限りある時間を使って、彼と共にいてくれること。そこに込められた想い、考えは果たしてどのようなものなのか。先が気にはなるんだけれど、もうどんどん怖くなってきているのも事実じゃないかな・・・ 彼女にとっての幸せ、は、もう彼女自身にはずっと前から見えているのかもしれない。でもその幸せで悲しむ人もきっと出てきてしまう、そう思わざるを得ません。挿入歌のタイミング、そしてその挿入歌も大変に印象的で素晴らしいものでした。


 公生君が味わったコンクールでの想いは、大いなる満足感と、反省もありました。でもその反省は帰り道にみんなで走って(^^) 明け方までぶっ通しでピアノを弾くことでもう終わり。次なる舞台が、彼をまた一段引き上げてくれそうです。まだ側に、かをりちゃんがいるからね・・・



 


 
 



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  • 四月は君の嘘 #11

    Excerpt: コンクールの結果は、公生は落選でした。しかし、これで終わりなのではなく、ここからが始まりです!アバンは相座の回想から。相座にとって、公生は無敵のヒーローでした。 Weblog: 日々の記録 racked: 2014-12-21 13:42