クズの本懐 最終話

求め続けて。これからも求め続けて。


 実に綺麗に、すべての登場人物にある意味決着がついて、さらに未来が添えられていた最終回というエピローグでした。

 モカちゃんもきちんと割り切り。えっちゃんもちゃんと前を向いていました。えっちゃんも元々美人なのでショートカットも実によく似合ってて可愛かったなぁ。
 先生同士も幸せそうでした。茜先生は最後まで茜先生でした(^_^;)

 花火と麦は二人それぞれの道を選択しました。
 一時結んだ偽りの契約。それはどこからか偽りではなく実に不確かなものにはなっていったのだけれど、どこまでいってもそれは真実にはならず、本物にはなりませんでした。それでも互いが互いを求めていたのは事実であって、そこに求めあっていたものは同じ温もりでした。

 触れ合うことで一人ではないことを実感したかった。

 けれど一人には違いなかった。

 

 決して多くはない登場人物だったからこそ、短い時間ながらきちんと最後まで描かれていて、自身の道を見出すところまで綴られていました。
 何が幸せで何が幸せではないのか。それは誰から言われるでも、見られるでもなく、「自分」で感じること以外に真実はない。「自分で」生きているのなら、やはりそこは自分ででしか判断はできないし、他人にはされてたところで何の意味もない。それは後悔しないためとかじゃなくて、「自分が生きている」から。

 どのキャラも考えを持っていて、決してシンプルではなかったところが、一番の魅力でした。「一途」と一言で言っても、何も見ずに来たわけではないこと。多くの心や言葉を受けて発して、その上で考え悩み、苦しみ、求めていった結果。揺れて当然の心の描写が、この作品には多く感じられて好きでした。素直に行動できていたからこそ、辛かったところも多かったなぁ。自分の意思とは無関係に、他人から気持ちをぶつけられる重みというか、責任というか。



 花火が選んだ選択が正しいのか正しいものではないのかはどうでもよくて、とにかく"彼女が選んだこと"に意味があること。ここから進んでいく彼女の道。多くを経験していつか彼女の納得の行く未来が見つかることを願いたい。そんな終わり方でした。


 アニメを見ていて久しぶりに揺さぶられた作品でした。ある意味チャレンジな作品ともいえましたが(^_^;) それがよりいっそう、偽りというか、変なフィルタを通っていない分、リアリティを感じられて惹かれていった要因にもなっていたんじゃないかな。こういう考え方もあるんだ、と、思ったのも久しぶりでした。最後まで見ることができて良かったです。見事に作品として完成できていたと思います。





 
 
 




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