ぼくらの 第6話

 選ばれし者は生まれてきた意味を見失い逃げだし、生きた意味を遺すため、そして欲望を満たしたいがために求めた。

 次なる操縦者となった加古君は、ただでさえ普段から自暴自棄なところがあったのに、選ばれたことによってさらに落ちていきました。なぜ自分が。なぜ地球のために。多くの他人から虐げられている自分がなぜ他人を守るために戦わなくてはならないのか。

 このままじゃ死ねない。

 彼の選んだ選択は、動物的に本能と呼ぶに足りうる行動だったけれど彼は残念ながら"人間"であったため、その行為は"非道"と呼ばれてもなんら支障ない行動でした。

 彼の行為自体さほどおもしろみも意外性もなかったので、特に思うことはありませんでした。正直自然過ぎたかもしれない(自然と異常は反意ではない、はず。。)
 むしろ選ばれた子供たちが、いくらやること、やれることが見つからないからといって、あそこまで落ち着いて過ごしていたのが意外だったなぁ。パニックにならないんだろうか。自分のことよりも他人のこと心配している人たちもいたし。

 加古君はそんな同じ境遇の人間からかけられた同情が一番近いものでありながら、「お前はまだ先だろう」と。。彼の言葉にはみんな返すことは出来ず「いずれは自分が」とだけは返せるけど「次がオレなんだ」という彼の言葉にはやっぱり返せるはずがありません。境遇は同じでも"今の立場"が違うと、それは他人とさほど変わらないものになってしまうのは、これも至極当然なお話だったのかも。


 政府は今回これまでにない組織だった戦闘を見せてくれました。防衛です。研究しなければ次の防衛はできない。だから防衛をしながら研究もしなければならない。この作品の中の政府はよくありがちな腐った政府でした。言い換えれば「無難」な政府に見えながら「優先度、本当にそれでいいのか」と問いたくなる、有り触れた政府(^_^;)

 あの女性の警察の方?がもう少し高い知識を持っていたらより楽しめそうだったなぁ。一人、あちら側にずば抜けた推察力を持った方がいるとまた別な方向性を見いだせそうでした。そこまでいくにはあまりにジアースはフィクション過ぎだから無理かな・・・。

 今回結果的には戦う前に操縦者死亡、というイレギュラーな事態に陥り、再抽選となったところでおしまい。変化の頃合いも絶妙でした。この流れで行けば次は千鶴さんが妥当だけれど、全然違う人になったらそれはそれでその子に同情してしまう。。準備期間、人生最期の日すら意識することなく過ごしたことになっちゃって、で、いきなり戦闘で、結果どうでありすぐ死亡、という、おおよそ未来とは呼べない終わりが待っている。最悪の被害者になりそう・・・。


 まだコマはたくさんいるから、変化のかけようはいくらでもありそうでした。でもそれよりむしろ、"人間"も根性見せて欲しいところ。今回は前座で終わっちゃったけど一矢報いて欲しいなぁ。本当に手も足も出ない超高技術なんだろうか。どうやってもコエムシは説明がつきそうにないがw ジアースも、、材質判定すらままならない感じだったからなぁ。だめかなぁ。。単に無力の象徴なのか、やっぱり。。

 予告見ると無難に次は千鶴ちゃんみたいでした。
 結局の所「体」に行き着くような結末は残酷さを増すだけだからできれば避けて欲しい・・・。リアルとはすべてを持ってリアル。そこに道徳があり、簡易にいえば日向と日陰。「そこまでは、、」という境界線をどこで引くかは、制作者の判断一つでどうにかなるものじゃないことだけに、どこまでを表現してきてくれるのか少し楽しみです。

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