ぼくらの 第8話

 『どうせ死ぬんだから。』

 これ以上ない覚悟の条件。にも関わらず千鶴ちゃんは先生を殺せなかった。復讐を胸に、敵を放り出してまで向かったというのに。相変わらず先生は、殺ろうとしたその直前まで最低の人間だったのに、姉がしゃしゃり出てきて結果殺せなかった。たとえここで殺しても殺さなくて、自分自身は死ぬことが確定しているのに それでもできなかった彼女は中途半端とか、甘いとか、そういった次元ではないと思いました。どうすれば人間、一つのことを諦めることができるのか。ここまで追い込まれてもできないものを、じゃあどうすればできるようになるのか。わからなくなり考えてしまいました。それはきっと自分にも"在り得る"と感じたからなんだけど、思いつかないのも事実。そういう風にヒトはできている、と完結できてしまったとしても、それで、そのままで死ねるのかと。

 そこまでいくと単に彼女は心の奥底では、「先生を好きだった」気持ちが失われていなかった、というだけに捉えられてしまう。もしくは姉への嫉妬。或いはそこまでさせる存在に彼がなっていたのかと、自分の行動に彼がここまで影響を与えていたのかと見つめなおしたときの落胆。
 いずれにせよ根本には「好きだった」という気持ちが彼女を踏み留ませることに繋がったんじゃないかな。悔やんでも悔やみきれない自分の心に泣いて、彼女は戦い、そして散っていきました。痛烈に弱い敵だった割に、今回失われた命はなんと3つ。

 15の敵に対してここまでに倒した敵は4体なので残り11体。
 でも残りのパイロットはあと10人。
 ジアースの顔の光数は9個。

 光の数と残り人数の差異が1つあるということに加え、このままいくとどっちみち二人(光数)足りないので敵をすべて倒すことができない。
 二人補充して敵をすべて倒すと、最初に契約した15名のうち1名だけが助かる。

 それが誰かはわからないまま、この先も戦っていくことになるけど、こうなるとこれまでと立場がまた変わってしまう。口では全員が死んだ仲間を追うといいながらも、一人は助かるかもしれないという希望が見えてしまった。それが誰かを知る術がないのなら、一体どんな事態に陥ってしまうのだろう。可奈ちゃんは本当にカウントされていないのだろうか。
 契約していない一人はそのままで、"二人"補充という展開がベストでした。


 このまま進んでもおもしろさは充分だったのに、今回を持ってその魅力は飛躍的に上がってきました。どこまでも残酷にしていくストーリーに惹かれる自分がおかしいのか、と思うところもあるんだけど、地獄少女見てたからなぁw


 次回は大一君@杉田さんか。彼は正義感・家族がいるから、、逆に普通にはいかないような気がする。。

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