精霊の守り人 第九話 「渇きのシュガ」

 渇きの相。その真意を確かめるべく調査に出たシュガさん。いずれ訪れようとしている干ばつと、今彼が襲われているもの。

 サブタイが実に気に入ってしまいました。シュガさんが苦しみ続けている理由と、危惧している干ばつ。その二つを言い表していたんだろうな。


 良き兄を過去から、そして今に至るまで、サグム皇子はずっと続けていました。父の目など気にすることもなく、弟の私物を焼却から守り、彼は彼の意思で弟を想い心から慈しんでいました。自分が出来る限りのことをきちんと兄はやってくれていたと思います。慰めとかそんなんじゃない。故人への敬意が見えました。彼が実はチャグム君が生きていると知ったらどう思うだろうな。そういっても「やっぱり」と思ってくれるか、やはり心から涙して喜んでくれるか。

 もちろんバルサに息子を預けたお母さんも同じでした。こちらはもう今の時点でも彼の死を信じてはいない。彼を、そしてバルサを信じていました。魔力が宿っていたという言葉が印象的でした。バルサには肉体的強さもありながら、それを多いに上回る自分への戒めと決意、強靱な精神力。それら簡単には目に見えない力を総じてわからない力、魔力と言っていたのかな。


 未だに晴れない渇きの相。星読み士シュガさんは本当に渇きはきていないのか、村へとは足を運び、隈無く調査に出ていました。彼の地位はかなり高位に見えたけど、一人で行っていたのが彼らしいところだったかな。決して他人を信用していないというわけではないと思うけど、どこかこの件だけは「この自分の目で」という絶対が、彼にはあるように思います。ちょっとしたいざこざは対したことじゃなかっただろう。本来周り、周りの目には左右されるような人じゃないんだろう。

 その途中、初めて彼はタンザと出会いました。前回の狩人とバルサたちと同様、彼ら宮の人間とバルサたちはこうして少しずつ、近づいては離れていくようでした。シュガさんはタンザから聞いた言葉に説得力を感じてか、もう一度調べることを決意し、宮へと戻っていった。タンザも大干ばつという言葉を聞いて初めて、トロガイ師のことを思い出していたっぽい。


 事の中心にいるチャグム君は今日は村の子供たちと田んぼで遊んでおりました。少しずつ打ち解けてくれるといいなぁ。今回はそれだけ(^_^;) 私的にも、親一人の場合、父よりは母の方が、子は立派になるイメージあります。特に母が男の子をというケースは特に。タンザの言うとおり父が女の子を、って相当大変そうで。。

 とはいってもバルサ姉さんの教育はやはりw どこか放任。次回はそんな放任だったチャグム君をトーヤ君に預けておりました。でもあの丁寧な言葉遣いはずっと変わらないでいてほしいと思う気持ちも少しあったり・・・(^_^;)
精霊の守り人 第1巻 (初回限定版)
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