ぼくらの 第10話

 自分のために戦う。自分への義務ではなく、自分への責任のために。

 半井魔子ちゃん。通称ナカマちゃん。サブタイは仲間。お話のどこら辺が仲間だったかはあまりわかりやすいほうではないと思ったんだけど、どー捉えれば良かったんだろ。これまでで一番わからないお話でした。何度か見返そう・・・。


 彼女は自分の母親が水商売をしているのではないかと、周りで囁かれていることを気にしていた。母のせいで、自分も同じような目で見られていることが厭で、常に優等生であるように、模範的な、自分は普通の、まともな人間なんだということに努めていました。そうすることを彼女は自分への"義務"と意識していた。
 しかしその行動はより、自分を周りから浮き彫りする結果となり、彼女はずっと抜け出せないままだった。

 そんな家庭環境を持っていた魔子ちゃんが、今回のパイロット。不安をかかえたまま、という状況はこれまでの誰もが同じ。彼女はその不安を何かすることでかき消そうとして、選んだのは自分の特技を活かしたユニフォームの作成。このユニフォームがまた実に作品に合っていました(合うように作られてはいるんだろうけど(^_^;) 4着だけでしたがみんなにもきちんと似合っていたし。青を基調としていたのも実にかっこよかったです。ユニフォームというよりは正装に見える衣装だったなあ。

 ある時、母の噂が事実だとわかって彼女は1つ吹っ切ることとなりました。以前は母を疑う気持ちと、信じたい気持ちが同居していたけど、それは消えてしまった。そして今自分はいつ命を賭してもおかしくない状況となっている。この二つのイベントが彼女を動かすこととなっていきました。
 お金のため、とオーナーさんに仕事を依頼したけど、そんなことはもちろんしませんでした。代わりに彼女をお母さんのお店?へと向かわせて、そこにいた常連さんたちから、今まで噂されていた母とは全く異なる言葉をいくつも聞くこととなり、彼女は、母の愛を感じることとなりました。


 仲間と呼べる人間は、限られていてもいいと思う。数の問題よりはいかに自分のことを他人が、他人のことを自分が理解しようとしているかが重要であって、そこに暖かさがあるかどうか。人の、温かさがあるかどうかが一番大事なのかなぁ。


 今回の敵はかなり戦闘に適した形でしたが、魔子ちゃんの機転で見事勝利。奇しくも彼女が目指して努めていた「模範的」から離れたことによって勝利を手に入れ、そして消えていった。
 自分で責任が取れるのなら、何ものにも捕われる必要はない。自分で自分の責任を取るという重さを、彼女はあの瞬間で体験し、最期は母への尊敬と感謝の気持ちで心が満ちていたんだと思う。心から彼女は「ありがとう」と言えていたと思います。


 もう少し考えて見たいお話でした。うまく理解できていないところがいつも以上に多そう・・・。そういう意味で今回は印象強かったです。ラストでの可奈ちゃんのお話は、次回にまた見よう。


 責任という言葉を彼らに言わせてしまうこの状況は明らかにおかしいけれど、その意味を知るには相応の歳なのかもなあ。。。責任取れるならほんと何やってもいいと思う。自分の人生なのだからね。たとえ強制介入を受けた運命だとしても、それが自分の人生として生きなくてはいけないのなら、受け入れようとしなくては前へは進めない。泣いても、怒っても、変わるものはあまりない、な。


 次回は邦彦君。あのユニフォームが何かを暗示してなきゃいいけど。。彼が残ったメンバーでかなりリーダーに近かっただけにここで退場はまた一層混ざっていくんだなあ。

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