sola 最終話

 彼女が手に入れた空は、
 望んだ空であり、望まれた空でもありました。


 最期の戦い。依人君から蒼乃さんへのお別れ。茉莉ちゃんから蒼乃さんへの想い。繭子ちゃんの服のセンス。時計の針が再び動き出した蒼乃さん。屋上から見た青空。蹴り上げられた自販機。そして置かれた二つのトマコしるこ。

 大変きれいに落ち着いて、優等生な終わり方でした。無難、と言ってしまえばそれ以上はもうないのだけれど美しいエンディングでした。

 Aパートにてすべてに決着を着け、Bパートでエピローグを。最終的に蒼乃さんが手に入れたものはなんだったのか。まだ見終えてすぐなのでまとめられていないけど(いつも、、) やっぱり彼女が手に入れたもので大きかったのは「有限の時間」だったと思う。その上で、青空があり、二人との記憶があり、石月姉妹との再会があった。

 彼女は最愛の人を失い、再生してしまった。
 もうそこから悲劇は始まっていました。失った哀しみを、もう一度味わうことになろうとも、それでも彼女は望んで彼を再生したこと。永遠の時間を手にした彼女だからこそ、耐えられたのかもしれないけれど、やはりしてはいけないことでした。彼女自身、望んで再生したわけではないのに、それと同じ事を彼にしていたことに対しては、彼女はどこまで考えていただろう。百も承知で、それでも寂しさを埋めるために求めていたのか。
 であれば彼女に茉莉ちゃんを責めることはできない。それでもどちらが先か、という問題はそれよりも重要だったかなぁ。蒼乃さんは茉莉ちゃんのすべてが理解できたから、だから依人君を求めたのかもしれないなぁ。


 彼女が結果、幸せだったのか。それは彼女にしかわからない。しかし彼女はきちんと生きることを選んでいました。夜禍のときも、人と戻った今も、彼女は自ら絶つことはしませんでした。依人君のいない世界でも、彼女は今を望んで生きて、たぶん手に入れたいと願ったのだと思う。どのようにしてあの、大変かわいらしい制服を着る、着れるまでになったのか。そこは少し見たかったかな。

 二人の遺志を継ごうと決めるに至った最大のポイントはどこだったのか。愛してくれた人が、自分自身の命を一番に想ってくれていたから、だから彼女は生きる決心を付けたのか。読み取れきれませんでしたが(^_^;) たぶん、

『依人がくれた空』

 それだけで、彼女は乗り越えられたのかも知れないな。青空と、夜空と。彼女はこれからずっとあの空の下、見守られながら、見上げながら、生きていける。その想いで、生きていけると。



 もっとぎりぎりまで展開してくるのかも、とも思ってただけにスローなエンディングで逆に印象は深く残りました。後半、クライマックス辺りの戦闘は場にそぐわないほど(^_^;) 秀でていたと思います。かなりバトルなイメージも残ったかな。

 空をテーマに少数キャラでゆっくりと謎が明かされている展開は、惹きつけられるものありました。演出もかなり気に入ってしまったので、だから最後までみることができたかな。毎週とても楽しんで見ることができました。

 屋上での蒼乃さんの笑顔と、真名さんの元気な大声でのソラへの告白が(^_^;) とってもとってもかわいかったです。
sola Vol.II
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