灼眼のシャナII 第5話

 目的が達成されれば、それでいいということにはならない。生きて行くには何にせよ、自分がいて、そして"相手"がいなくてはわかること、気づけることはひどく少なくなる。
 つまり、料理は愛情ということ。


 史菜ちゃんが来たおかげで、シャナ、吉田さん、ヴィルヘルミナさんと、みなさん悠二君をめぐり、少しずつ狂いだしてきていました。
 今回さりげなくそこにおがちゃんが加わってしまい、その波は佐藤君、田中君にまで伝わってきました。これは田中君もイライラが伝わってしまうのかと思ったけれど、そこは純情田中君。ちゃんとおがちゃんを迎えに行ったりして、でも手は繋げずw 二人仲良く帰宅できていました。あの二人は何があっても、最も普通なだけに大丈夫そうだ(^.^)


 今回特に進展は急ではなかったものの、ヴィルヘルミナ・カルメルさんの特訓は胸打たれるものがありました。

 カルメルさんの料理はいつも、すべてにおいて安定したインスタントラーメンのみ。けれど千草さんから料理とはただ食べられればいいというものではないことを知りました。無論、カルメルさんの料理は食べられるものが極めて少ないのは確か。それでも手料理で得られるものが、ただ空腹を満たすということだけではない。食べてもらえる人が元気になってもらえる。そういう、いわゆる「効果」もあると、彼女は教えられました。

 彼女はシャナに元気になってもらいたかった。理由もわからず鍛錬をやめ、これまでよりもさらに、必要以上に悠二と接しなくなって、さらにそのせいかどうか、彼女からは笑みが零れることが減ってしまった。

 そんな彼女に元気になってもらいたい。だからカルメルさんは千草ママに「ロールキャベツ」を教えてもらいました。「ロールキャベツ」です。キャベツがロールされているはずのあれ。が、彼女が応用をを聞かせて「一手間」加えた結果、それは「ロール」すらしていないものに(^_^;)

 でもシャナちゃんに元気になってもらいたい。その気持ちは充分料理に込められていました。だからこそ、見た目はちょっとアレで、味もイマイチではあったけれど、シャナは、

 「でも、ヴィルヘルミナが作ってくれたからおいしい」

 そう、言ってくれました(涙)ヴィルヘルミナさんがんばった甲斐がありました。そう言ってくれてきっとすごくすごく嬉しかっただろうなあ。彼女の驚いた顔が、得た結果のすべてでした。見ていてすごく嬉しかったです。


 そう、料理で一話です。でもきっときっと大事な一話になったことでしょうヴィルヘルミナにとってはこれ以上ない成長が描かれた決して見逃せない一話でした。とても楽しかったです。


 次回は淡い高校生たちの恋物語に、大人の女性マージョリーさんが介入。彼女の竹を割った、良い意味で優しさのない言葉が彼らにどう告げられるか。何かを起こされるきっかけになるだろうか。

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