げんしけん2 第9話

 自分のためだからこそ、就活は楽じゃない。


 笹原君が面接の最後に言われていた言葉は、最も過ぎて胸に突き刺さるものがありました。
 自分がどうして就職したいのか。就職先はどういった人材を求めているのか。この二つに明確な答えが出せなければ、得られるものは極めて希薄なものになってしまう。


 やりたいことだけをやれる環境。やりたくないことが多い環境。人間関係。就職してからわかることは多々あるけれど、まず入ること。それには動機が必要で、生活をしていかなくてはいけない事情。欲しいものを買うため。誰かの喜ぶ顔が見たい。助けてあげたい。力になりたい。ただなんとなく。周りの流れに流されて。とりあえず。。
 と、何かしら動機は必ずあるはずで、ただ漠然と「就職」したいと思うことだって、レベルはあるものの、それも動機。その動機と、求める側の希望が一致することはあまりない(^_^;) とはいっても、採用する側もなんとか会社のために人材を確保したい。わずか面接時間の、どう合計したって1時間も満たない時間の中、書類に目を通すくらいのことで、その人の人となるがわかるとは思ってもいない。
 けれどどこかで判断しなくてはいけない。

 じゃあどこを見るか。もし自分なら「意思」を見たいなって思います。シンプルに自分を売り込んでくる、無茶いってるなぁ、と空気でわかってもw 必死さ。仕事への必死さが伝わってくるような人がいたら、見ちゃうかなぁ。


 でも最後の笹原君の面接をしていた方のように、経験ある方であれば、そんなわずか数分の面接時間の中で相手の言動を読み取って、ほぼ言い当てられる方も大勢いる。なんていうかそれも仕事だから。

 笹原君の目指していた編集は、以前コミフェスで得た経験から生まれた動機でした。
 同人誌に対するあの面接の方の意見は、数ある意見のうちの一つでありながら、あの人の立場からしてみると、統一されたものかもしれない。

 同人誌だってクリエイトだと思う。特に日本人は得意な分野なのかも、とも思います。けれどオリジナルがある以上、比べられてしまうし、「所詮同人誌は」と呼ばれる風当たりは少なくはないはずで。純粋な作品への熱意、愛情でできているんであって、それ以上でもそれ以下でもないことが、動機にはなりえない理由だったのかもしれないなぁ。


 就活は「仕事」をするためにする活動。だから「仕事」をどう捉えるかで、何もかも変わってきてしまう。それを学生のうちから理解するのは非常に困難なことと思います。アルバイトもいいけれど、「会社」に入るのであれば、根本的に異なってしまう。。


 笹原君はどうしたいのかが生まれていない。クリエイトではなく、プロデュースするには何が必要で、何が足りないか。ヴィジョンというのは極めて曖昧なもので、変化して当然のことだと思います。それこそ想像して、今ないのであれば、大小問わずに向かっていける体力がいるんじゃないかなぁ。彼にはまだ大きな「若さ」があるし(^_^) きっと今ならできること、今しかできないことがたくさんあると思う。


 彼のお話は一端置かれて、次回はUSAな方が!? 米国のこの手の市場も大変豊かと聞くのでw どんなキャラか楽しみです。また後藤さんがいるのが気になる(^_^;)

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