亡念のザムド 第十四話 「蒼スギル空」

光から、影が。


 フルイチ君が求め追い続けていた光。彼はハルと出会ってからずっとずっと、アキユキ君を光と捉え、己を彼の影であると捉え生き続けていました。どんなときも、いかなるときでもその気持ちは変わらず、どんな場所に行こうとも、どんなに立場変わろうとも、その光と影の関係は変わらないと、思い知り続けてきていました。


 配信当初も何度か見返したけれど、フルイチ君の最期は何度見ても、美しく痛烈な印象がやはり変わりませんでした。
 ここで一端物語は区切られ、次回からは物語はその構成、進め方、共に変化を始めます。アキユキ君はこれまで何度もナキアミに言われ続けていた「名前を忘れるな」という事柄を破ることとなってしまった。顔には仮面がついたままで。

 アキユキ君のお話は、アキユキ君としてではないまま進みますが、そういえばハルちゃんは、ハルちゃんだけはこれまでと何も変わらない(^_^;) これまで通りアキユキ君一筋。よりアグレッシヴに動いてくれて、正直配分は多くなるのでより楽しいです。
 加えてもう一人、ナキアミはそのまま故郷を目指すこととなり、こちらはこちらで物語が動き始めます。合間に凍二郎さんも出てくるし、新たな贄も。もちろんザンバ二号も忘れられることなく、目的を持って行動に移る。さらに徐々に出番が増えつつあるリュウゾウさんたちも。


 誰としてその場に在り続ける人はいません。皆が、自身が正しいと思うことのために動くことで、物語全体が動いてくるし、後半、王道のように収束していく。大変楽しみです。



 フルイチ君は己に納得して逝ったのだと、自分は思っています。己が拘っていた、事実であると信じていた光と影。それはやはり事実だったのだけれど、それは己の中だけのことでした。ある意味、己の問題だから、たったそれだけで、すべての要因には繋がるにしても、影であれ、ましてや光だったとしても、彼の生き方そのものに変化は持てなかったのだろうな。実に単純で、簡単なことを、気づけないままヒルコに飲まれ、気づいたときには、もうすべてが終ってしまっていました。


 彼は最期くらいは美しく終りたいと願った。

 彼の願いは最初にして最後に、叶ったのだと思います。

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