とある科学の超電磁砲 第22話

救いたいという願い。
もう少しで、救えるという現実。


 アニメオリジナルから脱し、本編へと戻ってみればやはりお話は1つ。時折続いていた地震、ポルターガイストの元を辿るとそこには再び、木山春生へと行き着きました。


 一度は押さえ込んだはずの事件。その原因として位置づけられていた箇所を"方便"と括り、真実がまた掘り起こされたストーリーは、当初思っていたよりは、この作品への魅力は感じられませんでした。たとえそれが事実だったとしても、その調査や組織に、思っていたよりも完全性がなかったんだ、という結果しか見えなかった。加えて何度でもひっくり返してくるのでは、という不安も。

 けれど木山春生というその人の信念は、より深く理解できました。彼女の全身全霊が、あの子供達のために向けられていて、彼女の存在そのものも、彼等のためにある。

 過去を振り返り反省することはもうとっくに終わっていて、今は何としてもその過去を受け入れ、閉ざされた、閉ざしてしまった未来を取り戻すこと。即ち贖罪に生きる。彼女の強い意志は、形と成りつつありました。

 しかしその想いすらも嘲笑うかのように、木原幻生の創りだした研究は彼女を苦しめ続けることになってしまいました。


 自分しか救えない。もうあと少しでそれができる。
 木山は、子供達を連れて行かれないようテレスティーナさんへ訴えた。けれどその間に入った美琴ちゃんが彼女に言った言葉、

「救えてないじゃない!!!」

、彼女への現実を突きつける、冷たい現実でした。

 願うだけ。祈るだけで人が救える。いやそうじゃない。努力しているし、ちゃんと成果も出ている。あと少しでそれは実現する。

 でもその「あと少し」の時間を待ってしまうことによって、救えるものも救えなくなる可能性があることを、否定するこは決してできない。

 美琴ちゃんが辛そうに木山へと伝えていた様子は、子供達を救いたいという気持ちが痛いほどにわかっていたからこそでした。



 いろんな制約があるのはわかるのだけれど、何も無理してなんでもかんでも「クール」に収めなくてもいいように思ってきました。20話構成、とかでも良かったんじゃないかな(^_^;) 原作ファンからすると、むしろあのオリジナルも楽しめたのかもしれないけれど。

 ここで初春ちゃんの能力が明かされたのは、何か意味があるのだろうな。レンジがいらないとは便利・・・。


 物語も佳境となり、ED曲へと流れ込む辺りもクライマックスゆえで、今回はおもしろく、楽しめました。演出にカサヰさんが入っていらっしゃったことにも起因していたかな。嬉しいところでした。


 いよいよ長かったお話もおしまいが見えてきました。
 とにかく衿衣ちゃんが可愛いのです(^_^)

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