鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星

人は何かの犠牲なしに何も得る事などできない
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 昨年、原作とTVアニメがほぼ同時完結という最大に嬉しいエンディングを迎えたハガレン。前期のアニメ途中からすっかりとファンになっているので、この映画も大変楽しみにしていました。あと愛蔵版もすっかり購入済みです。続巻も楽しみ(^_^)

 今回の映画は原作後日談的なものではなく、完全オリジナル作品。時間としてはアルも錬成陣なしで錬成ができるようになった後のお話。

 ストーリーはとてもよく考えられていて、単発映画としてはここまで練られている作品は久しく見ていなかったな-、と思えるほど。そこに演出が的確に効いていて、小さいながらの伏線もちゃんと繋がりがありました。わかりやすさを表すことよりも、ごく自然なこの「ハガレン」という世界・物語を意識して創られているように感じました。あれ?って思うところを劇中のキャラが特には触れないところが、違和感なく流れつつ、映画を見ている側は気づくことはできて、ってところが非常に好感が持てました。


 兄弟と兄妹の絆。ジュリアが憧れていた優しい家族。エルリック兄弟は自分たちの生き様だけで、その絆が目に見えるほどに強く固いものであることを表していた。ジュリアにはそれが見えていたんだと思います。

 次々と現れる敵勢力が、物語と戦いの意味を深く掘り下げる形になり、彼等の言い分、彼等の願いが垣間見え、でもそこには決して同情は見せないエドの確固たる信念。アルも持ち前の優しさが随所に現れていて、それをわかっていて見守るエドがまたかっこよくて優しくて(^_^;) 嬉しかったです。エルリック兄弟は確かにここにいました。


 ゲストキャラであるジュリアを演じてくれていたのが真綾さんだったことが、また非常に大きなポイントだったなぁ。
 彼女の生きていてきた人生に対する重みが、時には激情豊かに、時には哀しく切なく静かに。でも根底に流れているのは、皆を救いたいという願いと、兄への愛。難しい役所だったからこそ、真綾さんであることでさらに引き上げられたと思います。かなり引き込まれたしかなり可愛かった。ラストシーンなんかもう特に可愛かった(^^)


 思い返せばシャンバラから数えて6年の歳月が流れていました。

 自分は前期のアニメも最大に楽しめたと思っていて、あれはあれで傑作であり、シャンバラもまた最高におもしろいと思っています。そこに今回の映画は大変よい形で、加わってくれたなあと最後に感じました。映画としてかなり楽しめたし、きちんと「鋼の錬金術師」が存在していた。

 人は何かの犠牲なしに何も得る事などできない。
 すべては等価交換である。でもそこで終わりではなくて、その先にあるものはまだある。


 夏劇場アニメ2つ目となった今作。見てほんと良かったです。待ち望んでいた甲斐がありました。期待以上だったなー 11.5巻ももらえたので、後で読もう。カバーがあったからすぐに取って表紙を確認した次第です(^_^)

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