氷菓 #10「万人の死角」

自身の見積り。


  折木君は入須先輩にのせられて(^_^;) 探偵役を引き受けることにしました。彼はわずかばかりではあったかもしれないけれど、自分はもしかすると特別なのかも、と、思ってしまった。その時点で彼の負けでした。

 折木君は一人、自主映画を繰り返し見て、観察し、推察し、さらには先に得た3人の探偵からの情報を加味し、結果を得ることとなった。その流れは実に鮮やかで、トリックもすべて型にハマっていました。
 特筆べきは入須先輩が指摘した2つ目の質問の解答。彼は「別にいいでしょ、それくらい。」と、答えた。劇中メンバーにとって、犯人は明らかでありつつ、しかしながら視聴者にとってはそうではない。映画として、エンターテインメントとして在るべき考え方であって、それでこそ小説であり、脚本家としての才といっても過言ではない。その一つの答えを、物語そのものの答えにしたところが、特に際立っていたと想います。
 トリックについては、これまでと同様、どこか少し納得できない(もうただ自分があまのじゃくなだけな気がするけど)ところはったけど、それよりなによりこの「別にいいでしょ、それくらい。」が印象的で、全く異なる方向からの光が差し込んだ。そんな軽い衝撃がありました。
そして同じくらいに、ラストの摩耶花ちゃんの指摘にも。


 もうすっかり物語に集中できていたということが、一番大きかったのかもしれないな。ようやくこの作品、面白さがわかってきた(^_^;) 実にオーソドックスで、だからこそ、なんじゃないかな。そこが京都アニメーションに目をつけられたとかw

 次回で本当のエンディングが見られるのかな。冒頭、里志君が学校に行く前、折木君に見せた、これまで見せたことのないような表情も印象的だったなぁ。あれはあれで、またどこかに繋がってくるんだろうか。
 予告の声にはもう既に、折木君の気持ちが込められてて、最後までほんと詰まってました。果たして真なる答えは・・・。

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