灰と幻想のグリムガル #5

弱さも、強さも。


 マナトが死んでしまい、パーティーが分解しかけて、どうにもなる気がしない中、さらに新しく神官がパーティーに加わり、何一つうまくいきませんでした。誰が何を考え、思い、悩み、苦しんでいるのか、何一つわからなくなってしまった。


 そう簡単には、人ひとりの死を受け入れることはできない。ましてや忘れることなんかできないし、してもいけない。

 それでも生きなくてはいけない。

 ランタも自身で言っていたとおり、勢いで物事を突き進めようという気持ちは薄く、現実を見つめた結果から導いた答えを述べているに過ぎませんでした。このままヒーラーなしで戦闘をすることの無謀さを、誰よりも理解していた。
 だからといって、ユメとシホルに黙ってメリイさんを仲間にした理由にはなりません。

 さらにそのメリイさんが有能だったらまだなんとかなったかもだけれど、あの性格は正直正常時だったら即お別れしていいレベルでした(^_^;)


 ハルヒロがユメに謝った場面。二人の会話だけで冒頭、BGMは雨音だけで流れていた場面は、また一つ、この作品に惹き込まれる良い場面でした。

 ユメは誰かに責任があったわけでもないし、誰かが責任を感じる必要もないのに、背負おうとしていたハルヒロに対して怒っていました。

 六人でパーティーだったということ。
 六人で様々な問題を解決してこれたこと。
 六人だから、頑張ってこれたんだということ。

 それは全部事実で、何も間違っていませんでした。
 その事実を全部、全部理解して、受け入れるところから始めなければ、次は何も始まらない。

 ユメだって悩んでいたし、このままじゃいけないんだってずっと思っていたんだろうな。もちろんシホルも。それを声に出して、ちゃんと向き合って話しをしていかないといけなかった。喧嘩してでも、どんなに辛くても向き合わないといけなかった。誰もが器用に話せるわけでも、気持ちを伝えられるわけでもない。でもそれを言い訳にはしていけない。不器用でも「伝えようと」しなければ、「話そうと」しなければ、次は何も始まらないから。


 大きく気持ちが揺さぶら打たれる場面でした。加えて細谷さんとみかこしの演技が本当にそこに存在していて、素晴らしかったです。すべてが調和して「アニメーション」になっていたと思います。
 強いところと、弱いところを補い合って、人は生きていけるんだということを、改めて感じることができました。



 次回の「彼女」とはメリイさんのことかなぁ。突然の新キャラ。どういう方なんだろ。





 


 


 
 

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