蟲師 第19話

彼女の存在を留めるために、
どうしても必要だったは彼の強い想い。

星のようなその蟲。
どういうところからあの蟲は生まれたのだろう。
常に上空を飛び、上空の餌を食べ続け一時不足すると、
触手を地上へ伸ばし触れた生き物を引き上げ、
さらにそれが飲み込めないと判断すると離してしまう。

かなり怖い蟲。。
吹は運良くそのまま地上に落下せず、木に引っかかって一命は取り留めた。
けれど蟲の気を帯びてしまったため、普通の人には見えない姿へ。。

再び人の姿に戻すためには、
ギンコさんの薬と、彼女自身が人でありたいと強く思うしかない。


さらにその後、彼女の体は地を徐々に離れ、
軽い風船のように漂う姿に・・・。
彼女を繋ぎ止めるには、彼、清志朗が彼女を受け入れなくてはいけない。
消えたといっていた彼がいたその部屋に、吹は家の梁に座っていました。


目に見えない彼女を、どうやって信じられるというのか。

夜に見えていた星たちは、昼間はどこにいってしまうのだろうか。


「馬鹿だな吹。昼間だって星はほんとは空にあんだぞ」

夜が明けていくにつれ、星が徐々に消えていく様は、
単純に夜明けを教えてくれつつも、
あれだけたくさんの星がすべて消えてしまう、という悲しさ。
その儚さを、吹は不思議に感じていました。

思ったこともなかった。
それは子供のなんでも知りたがる、不思議がる時期に出てきそうな、
そんな疑問のうちの一つにも聞こえた。
事実は彼が答えたことで正しいのだけれど、
それを疑問に思えるその感性が子供にしても、驚いてしまうときがある。

「見えなくても、ずっと空にいるんだ」


彼女のその言葉を思い出し、彼は彼女が見えないまま、
祝言を挙げ、家を構え彼女は見えないままでも、
さもそこにいるかのように振る舞った。

彼に彼女が見えるようになった瞬間、彼はどう感じたことだろう。
どれほどまでに喜んだことだろう。
確かにそこに居るんだという確証はないまま、
どれだけの時を過ごしたのだろう。どれだけ待ったことだろう。


清志朗にはもう祝言の辺りから実は彼女が見えていて、
ただ物に触れられるほどの実体化ができていないだけかな?
と、思ったりもしました(^.^)


絵と物語がこれほど高まっている作品は本当に稀でした。
次でおしまいだけど、DVDで残りも見ていきたいと思います。
天の川と光脈筋との絵は本当に美しく、素晴らしかったな。

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