ツバサ・クロニクル 第2シリーズ 第14話

黒鋼

ほぼ全編が幼き日の黒鋼さんの、
哀しくて切なくて居たたまれない思い出で綴られていました。
彼の過去がこんなにも残酷だったとは。
彼の強さはまさに痛みから生まれたものであり、
その刀は受け継がれたわけではなく
ただ己の守りたいものを守れなかったが故に
手にせざるを得なかったた刀でした。

途中まで普通に哀しい物語で終わりそうな気配でしたが、
母、諏倭姫が突如刺されていたのには衝撃を受けました。
あれはこれまで幾度となく目にした次元の裂け目。
そこから特徴ある柄をつけた剣が、
何の抵抗もなく、空を通るように諏倭姫の体を貫いてしまった・・・。

鋼丸が手に入れたかった力は己を磨くため、
強くなるために強さを求めるためではなく、
守りたいものがあったから強さを求めていた。

なのに守りたかったもの、
諏訪のみんな、母上、父上、そのすべてが守れずに
鋼丸だけが生き残ってしまった。

どれほどまでに辛かったのだろう。
母の悲鳴を聞いた瞬間に駆けつけたのに、母は倒れ
攻め入ってきた魔物の口に咥えられていたのは、
家宝・銀竜と、それを振るっていた者の腕。

鋼丸はすべてを失い、我をも失い
すべてが終わった跡には朽ち果てた瓦礫の山、
魔物の死体、母の死体、仲間の多くの死体だけが残った。
ただ一人黒鋼だけが生き残った。


そして最後の最後に知世姫が。


全部まるごとサブストーリーとして入れてきた今回は
とても力が込められていました。さらに笠原さんまでもが♪

本を読んでいた小狼君の一向に止まる気配のなかった涙には
さらにこみ上げてくるものがあり、ラスト、

「黒鋼さん、ごめんなさい…」

彼は何に対して謝ったのだろうか。

とにかく今回だけではただ、
哀しみに満ち満ちていたとしかいえない。そんなお話でした。

さりげなくみなさんの服装が変わっていて今回もすごくよかったです。
黒鋼さんはあの母を殺めた人を探しているのだろうか。
これまでそんな様子は一度もなかったように思えるけど。。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • ツバサ・クロニクル第40話「黒き鋼」

    Excerpt: 今期は、真下もマジで、もうCLAMP原作に興味ないって感じですね。それでもビィートレ名物透過光を駆使して、美しく風格のある画面にしてしまうのは真下監督のさすがの職人技というところでしょうか。それに梶浦.. Weblog: 蜂列車待機所日記 racked: 2006-07-30 15:59
  • ツバサ・クロニクル第14話「黒き鋼」

    Excerpt: 小狼が手にした本には……黒りん大小そろっています? 舞台はニホン国の諏倭領。 Weblog: kasumidokiの日記 racked: 2006-08-27 12:36