電脳コイル 第13話

 意外とたくさんいるイリーガル。


 来るとは思っていなかったデンパ君のお話がきました。彼と首長との出会いと、僅かな時間の共有。


 彼らイリーガルはどこから来て、どこへ行くのか。

 魚、髭ときて今回は首長竜。その共通点はもは何もないかに見えました。彼らすべてが"生きて"いるということ以外、何一つ。

 デンパ君がこっそり飼っていた「くびなが」と呼んでいたとても大きな、首長竜を思わせるイリーガル。物語はちらっとのび太君の映画を思わせるお話ではありましたが、わかっていてもちょっとうるっときてしまう自分に、何を思うか。やはり歳か(汗)

 くびながとの生活に変化が生じたのは、イリーガルがいた場所に工事が入るというイベントからでした。様々な偶然が重なって、これまでくびながは生き延びることができていたのだけれど、その環境が壊されてしまう。デンパ君とヤサコちゃんは、このままくびながを消滅させるわけにはいかないと、くびなが大移動作戦が始まりました。


 白いところを避けて行かなくてはいけない、ってルールだったから、てっきり夜に集合かと思ったけど、夜の方が明るいって・・・。なんかこの設定というか、今の常識にものすごく残念な気持ちになってしまいました。。そうだよなぁ、と当たり前なことに改めて気づかされて、なんかほんと心から「そうかぁ・・・」って。そんだけこの作品に釘付けになっていること。夢中になっていることにも気づかされました。ちょっと考えればすぐわかったことに気づけない。それは自分が抜けているという点を抜けばw そんだけ集中して、主人公たちと同じ目線で物語に入り込んでいるんじゃないかと、自らを肯定(^_^;)

 自分のことなんてどーでもよくて、そんだけこの作品には魅力があるんだって思う。今回のようなちょっとしたお話にさえ、これだけ盛り込める力が、すごいと思います。


 あともう一つ。フミエちゃんのペット、生き物に対する考え方が、また顕著に描かれていました。

 生き物は必ず死ぬ。

 その当たり前のことを辛いこととと思うか、思わないか。当たり前なら、そこは辛いと思ってはいけないことと思います。でも理屈じゃないことでもあるってこと、非常に良く伝わってきました。
 別れを恐れては出会いは生まれない。なんだろ、こういう根本的人の考え方、気持ちってなると、ふとベルダンディーの言葉が思い出されるなあ(今回でいうと日本丸のエピソードかな)



 煙突を仲間と思い歩みを止めず、朝日を浴びて消えていったくびなが。あまりに切なく、哀しい終わり方でした。一人だけ生き残ったことが、あいつにとって幸せだったのかどうか。願わくば、くびなががデンパ君と出会えたのは、一人、生き残ったから。そう、思いたいです。短編ながら、非常によいお話だったと思います。

電脳コイル (2) 通常版
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  • 電脳コイル #13

    Excerpt: デンパが飼っているイリーガルの首長竜。そのピンチをヤサコたちが助けようとするお話でした。以前のハラケンがカンナの日記を手に入れる話も切なかったですが、別の意味で今回も泣け... Weblog: 日々の記録 on fc2 racked: 2007-08-11 21:23
  • 電脳コイル 第13話「最後の首長竜」

    Excerpt: うえーん。+゚(゚´Д`゚)゚+。 くびながが!くびながが~っ! Weblog: 空色☆きゃんでぃ racked: 2007-08-12 04:31