機動戦士ガンダム00 第10話

　新たなる姿をさらしたガンダムヴァーチェ。


　鹵獲作戦はセルゲイさんの力によって、チャンスは得たものの、キュリオスの鹵獲は、肝心のところでアレルヤ君自身による自滅のおかげ、ってのが大きかった。

　続いてヴァーチェの鹵獲に乗り出したセルゲイさんではありましたが結果、ヴァーチェの真の姿ガンダムナドレを見るだけに止まり、続いて輸送船から脱出したキュリオスに、ハレルヤにやられ、仲間の一人を失い作戦は見事に失敗となってしあｍった。



　まだ、奪われることはなりませんでした(^_^;) しかしまたしても彼ら、ガンダムマイスターたちの不完全さが露呈される形となり、可能性はゼロではないことが証明されたのではないだろうか。隠し球がそう何個もあるわけじゃないだろうし、内部から崩壊していく可能性も大きかった。

　ヴァーチェは敵機６機に拘束されながらもまだ尚動き、そして最終手段としてその装甲をすべてパージ。現れたその姿は、ガンダムナドレと呼ばれる全くの別機体でした。赤い、真っ赤な長い髪のようなそのフェイスは他のガンダムとはこれまた異質で、さらにティエリアの言動からしてみても、その機体名称の由来と通じるものが感じられました。俺で、僕で、私で･･･。


　単なる戦争孤児で括られるほど、マイスターたちの過去は簡単ではない。もう充分それだけも重いのに、それぞれ別々の枷を背負っている、或いは背負わされているようでした。戦う理由、戦う敵は同じであっても、過去は別。どう押さえつけようとも、戦争という異常空間でそれが保てる保証はどこにもない。ソレスタルビーイングは彼らをどのように仲間にして、パイロットができるまでに仕上げたのだろう。。


　さらにナダレの後にご登場がハレルヤさん。どうみてもこっちが悪役ｗ アレルヤ君の必死の声も無視し、敵を一方的に葬ってしまった。
　人権を無視した行為に、何の躊躇が必要か。ハレルヤ君の怒りはもっともではあったが、非道を非道で返したところで、晴れるものは何一つない。。


　今回もかなりおもしろかったです。ガンダムのさらなる強さが描かれてはいて、そこに限っては、もうこれ以上彼らが強くなっちゃったらどうなるんだろ、、と不安はあったりした(^_^;) でも完璧ではない。その不安定さ、不確定さがより物語と人間関係を深めていく要素になりそうです。彼らがいかに危うい土台を元に戦っているのか。すべてを知った上で後々に振り返ったら、よくあの状況で戦えていたな、と思う日が来るのかもしれないな。
　予報士さんの涙は、さらなる哀しみを予感させる涙でした。


　次回「アレルヤ」。緩やかに個々のストーリーへと移ってくれるんだろうか。彼が壊れずに戦ってくれることを願うばかりです。。
　
WEB拍手を送る


機動戦士ガンダム00 (1)

Comments

[ケッツアール]

展開が予想できず、このまま1クールで終了していたなんてことはないですよねｗ

正直、この時間帯で放送しなくてもいいじゃないのかなーと私は思ってます。
どうも今回は深夜向きの作風って感じがします。

1話、1話でどんどんガンダムの見せ場が失われていくのはガンダムの敗北の兆しなのか、それとも分裂し互いに敵同士になる前触れなのかな。

そうそう、ロスト買いました。
マジ駄作という感じになってますｗ
ブルードラゴンのインパクトに負けてしまっているような、ディスク2枚目ですが夢中になるほどやってません。やっぱ失敗作なのかも、かも！？

ということでお勧めは撤回ですｗ

[LUNE]

時間帯を考えると、微妙ですね。ガンダムは見たいけど、毎回ガンダムが大活躍！ってのは趣味じゃないので（矛盾？ｗ） 自分は楽しめていますよ。やっぱ敵に、ですかねぇ

>ロスト買いました

　ん、これは痛手ですね。。 ＣＭ見る限り壮大な感じが出てて、おもしろそーには見えましたが･･･。思いとどまります(^_^;)