続 夏目友人帳 第二話 「春に溶ける」

祈り、願い、それでも叶わないとしても。


 冒頭からニャンコ先生のはしゃぎっぷりが楽しく、良いお話になっていくのかと思いきや、今回はひどく辛いお話になっていました。

 森を守っていた玄と翠。二人が人々を救うために文字通り身を削っていたのにも関わらず、人々の願いは叶わず、挙げ句村人達はその元凶を、祈り願っていた玄と翠とし怨みをぶつけていました。時代が古ければ尚のこと、祟り、迷信は多く、怨みは何かにぶつけなければ、収まらなかったんだろうな。。
 直接は伝えられることもできず、助けることもできなかったけれど、勝手に崇めて祈っておいて、叶わないから怨みの対象とされてしまう。理不尽なことしかありませんでした。誰も悪くはないのだから。

  恨み辛みのお話に流れていくと、あいちゃんに結びつきそうになるんでやめておこう・・(^_^;)


 雪兎に憑依した玄さんは夏目君にお願いして、森に現れた悪霊退治を行うことになりました。

 雪兎から人化した玄さんはもちろんかっこよかったけれど、なぜかうさみみ。あそこまで近づけてなぜか耳は残るという妙技を見せてきました。

 彼は最初その悪霊が自分と対として存在していた翠だとは、夏目君には言わなかった。夏目君には探すところだけお願いして、捕まえるときは自分で、と思っていたようでした。
 最後には告白していたけれど、本当なら誰にも知られることなく、彼女を救いたかったのかな。。

 孤独と哀しさに包まれ、自身も悪霊へと飲み込まれそうになっていた玄さんを、夏目君が止めてくれたところ、とても伝わってきました。夏目君は事実を言ったに過ぎないのだけれど、それを伝えられた。彼の力は非常に大きいと感じさせられるところ。もし、翠さんのときにも、彼女の声を聞こえる人がいたとしたら。そう考えてしまうと、さらに哀しさが強くなってしまいました。


 花はきっと妖も好きなはず。
 虹は見せてあげることは叶わなかったけれど、春の知らせを伝えてくれる花々は、きっと二人の目にも映り、感じてくれる。
 人と妖を区別しない、夏目君の優しさが温かいラストでした。
 

 随所に楽しいシーンもあり、全体としては真っ暗、にはなっていなくて、良かったです。夏目君はまた雪兎を作ったら、思い出すことになるんだろうな(^.^)

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この記事へのコメント

ケッツアール
2009年01月13日 21:28
今回の話もいいですね。
泣きました(ToT)

なんでこんなにいい話が書けるのか、凄いですね。
次回も凄くいい話なんだろうな。
楽しみです。


ちなみに、ドラマの携帯捜査官セブンはマジで良く出来てますよ。ご興味湧きましたら一度見てくださいませ。
2009年01月13日 22:32
物語、設定の発想自体に感嘆する作品は、最近だと蟲師以来かもしれません(^_^;) 良かったです。

>携帯捜査官セブン
なんかたまにCM見ます。今度見てみますー

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