東のエデン 劇場版 II Paradise Lost

彼が選んだ選択に答えはない。
けれど残せた事実からは、必ず見える変化に繋がる。
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 友人にチケットを予約いただけたため、封切り日となった今日、この作品を観ることができました。前売りは前売りであるので、もう一度は観に行きます(^_^)


 率直に思ったのは、実にきれいにまとまったなぁ、ということ。寧ろまとまりすぎてさえいたように思います。けれど神山監督であれば、こうなることは想像の範囲内でもあり、やりたいこと、詰めたいことは込められていたんじゃないかな。

 個人的に好きになったのはやっぱ物部さん(^_^) 彼がある意味この作品のもう一人の主人公であり、この国の救世主でした。どちらかというと滝沢君の願う世界の変貌より、自分は物部さんに賛同してもいい、って思うほど彼は動かせる力を持ち合わせていたし、彼こそがこの作品の直接的なメッセンジャーだったと思う。


 端的にいえば破壊と再生であって、珍しい視点を持っているわけでもありませんでした。数ある方法の中の「一つ」の可能性に他ならない。
 政治を模索し、駆け抜け、よりよい未来を創り出そうとしてきた先人達の多くは、未来になってから振り返られると、そのほとんどを汚点をとして記録されていってしまう。それがわかっていたとしても、動かす立場にいる以上、後戻りすることはままならず、次へと引き継がざるを得ない。

 国民1億人すべてがエゴイストであることは、受け入れなくてはいけない事実で、すべての人々に同等の幸福をもたらすことも、不可能であることも、絶対に揺るがない現実。

 それを踏まえた上で政治は行われているということすら、理解できないまま「国民」を名乗り、一切の責任を持とうともせず、"消費者"を高らかに宣言する人間こそ、この世界から淘汰されなければならない。

 物部さんはこの思考、見方では国は救えないと判断し、やはり指導者から淘汰することにしていました。

 けれどそれは成し得なかった。

 亜東さんのような人間がいたら、もちろん滝沢君や平澤君のようにぶん殴りたくなるw お前のようなヤツがいるからこの国は沈んでいくんだと、グーで殴りたい(^_^) 後悔するのはいいけれど、だからといってあの立場は、あってはならないポジションでした。

 でも滝沢君はそれも受け入れて、それでもどうにかしたいと動いてくれていました。

 彼の考えは理論上不可能に近く、現実味もない。それでも「もしかしたら」と、思わせる。それこそが彼の目的でした。

 極限をいえば、個を維持しつつも思考を統一していくことが、次なる進化。そんな印象を受けました(なんとなくわかってない感じです(^_^;)

 変化が起きるタイミングは誰にも計れない。ただその波、波紋を作ることはできる。彼はいつかその波が、大波となることを、日本のどこかで願っているんじゃないかな。


 思っていた以上にほとんどが明かされて、しっかり終わってくれた感じです。良い意味で、もうこの作品は確実に役割を終えたとも思いました。ドラマ性が強くなったのが、ちょっと残念かなぁ。"日本"が舞台、ってことで、大がかりなものはできないか(^_^;) ぶっちゃけお母さんの下りはそれほど重要性は感じなかったかな。


 昨年、TV放送が始まってから数えるともうすぐ一年が経とうとしていました。この一年、待つ時間がほとんどだったけど(^_^;) 大変楽しめた一年でした。今、神山監督の考える日本が、しっかりと見えたと思います。最後まで見届けることができて、本当に良かったです。

 是非次作で再び、このエンターテイメント感を味わいたい!


 あと豊洲で観れたことが一番大きかったかもw 帰りながらららぽーとを通っていて不思議な感覚になりました(^_^)

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この記事へのコメント

ケッツアール
2010年03月16日 02:13
これで完結になったんですか?
前作は前回というか総集編でしたっけか。

見に行きたいけど、多分DVDになるだろうな。

バナーとか作りたいんだけど、オススメないかな。
ランキング上位目指すんよ(笑)
下克上の時代ってことで(笑)

色んな所にちょっかい出して信者を増やしてます(笑)

テンプレートとか作れるように頑張るか。
2010年03月18日 22:08
 はい、さくっと完結です(^_^) 思っていたよりはあっさりで、でも別に悪いところはなく、自分としてはベストといえるエンディングではあったと思いました。バナーとかはあんまし見てないかなぁ。

 結構一般受け?したからなのか、当初の予定通りだったのかはわかんないですけど(^_^;) とにかく少しでも日本を、という気持ちは込められていたと思います(^_^)

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