鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第63話

思い上がった者へは、絶望を。
答えを勝ち得た者へは、祝福を。


 フラスコの中の小人、ホムンクルス。彼は藁をも掴む思いでグリードから賢者の石を回収しようと試みましたが、それも失敗に終わり、残っていた石は抜け、体内から浸食され消えていきました。

 グリードがリンを切り離した場面、熱いものがありました。彼が一番仲間想いだっただけに、最期の嘘にはちょっとぐっと来てしまったなぁ。もちろん青春っぽさというか、クサさはあったんだけど(^_^;) 最初からここまで見てきた今となっては、すべてをストレートに受け入れられる心構えができてしまってるもんだから、すべてがそのまま伝わってきました。
 魂の友。彼が出会った仲間は皆、そう呼べると思います。


 ホムンクルスが真理の扉に取り込まれたシーンで対峙していたのは、見た目はそっくりさんだったけどw アイツ、でした。神であり宇宙であり、真理であるもの。ホムンクルスが最期の最期に後悔していたけど、確かに、彼は「どう選択すればよかったのか」をまさに目の前で見ていたんだよね。。


 すべての収束の後、残った問題はただ一つ。アルフォンス・エルリック。
 ホーエンハイムが父親らしいことを言ってきたけど、自分たちの体を取り戻すためにもう誰の犠牲もあってはならないと決めていたから、エドは泣きながら、号泣しながらそれを拒否。朴さんの力にここら辺から大いに引込まれました。

 彼が悩み、諦めず導き出した代価。それは"己の"真理の扉でした。

 エドは己の、錬金術師としての力全てを差し出し、そしてアルの体と魂を取り返しました。それは恐らく人一人との天秤では余りあるほど大きなものだったかもしれないし、彼の人生そのものとの引き替えに等しいことでした。

 でもだからといって彼の人生"すべて"にはならない。

 彼はたとえ錬金術がなくとも、多くの仲間がいることに気づくことができました。だから神は、その選択を「正解」といってくれたのかもしれない。
 もちろん仲間の中には、錬金術があったからこそ出会えた者も多くいるのだけれど、今の彼を形作っているものはもう、それだけじゃないからね。


 アルが戻ってきてくれた。
 この物語が始まり、賢者の石の真実がわかったところから、一体どうすればこの旅には終わりが来るのだろうと思いながら読み続けていただけれど、こうして終わりを迎えることができたこと、本当に嬉しいです(^.^) 考え抜かれた、自分が見たかったものがありました。
 釘宮さんも最後はみんなと一緒のブースで、終わりを迎えられた、ってことかな(^_^;)


 そしてヴァン・ホーエンハイム。彼の体内に埋め込まれていたすべての賢者の石が放出されてしまった時点で、彼の最期は確定事項でした。最期は愛する妻の墓前で、充足した、幸せな笑顔のまま静かに息を引き取っていた・・・。

 彼もまた、永い永い、想像を絶する程に永い旅をし続けてきた人。その最期を、こうして笑顔で迎えられたこと。多くの人々の生と死を見続け、それでも死ぬことはできなかったホーエンハイム。最期には目的を達し、息子から「オヤジ」と呼ばれ、幸せな人生であったと振り返っていました。
 彼が過ごした時代は、ようやく次の時代へと引き継がれたことになるんだろうな。。OP曲の挿入ポイントが絶妙すぎでした・・・。


 次回予告では、かつての最終回と重なるような列車での場面が見えて、それだけでもうだいぶきましたw

 「don't miss the last epsode!」

 とうとう来週でおしまい。感慨深いってもんじゃないなぁ(^_^;) 最後もきっちりと終わってくれそうです。
 やはり一番大きい気持ちとしては「ありがとう」ってなってしまいそうだ。

 次回、楽しみです。

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鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST Original Soundtrack 3
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2010-07-07
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