エウレカセブンAO 最終話

親はすべてを子のために。


 レントンとエウレカはアオのために、この別宇宙の地球、トラパー濃度の低いこの世界を望んでいました。そしてそれは叶った。でもそれでもこの世界にはスカブコーラルがあった。だからレントンはそのスカブを無き物にしようとしていた。

 でももし、この世界からスカブコーラルがなくなってしまえば、そのスカブコーラルと共生、共存しているナルはどうなってしまうのか。

 間違った世界。あってはならなかった世界。だとしても、それがわかったとしても、どうすることもできやしない。その世界を枯れるまで涙を流しながら、その先には何もなっていないとしても耐えしのぎながら生き続けることしかできないのなら、多くの人はその道を選ぶだろう。もちろん、絶望した後、次なる世界に旅立つ者もいるだろう。
 けれどもし、もしその世界を変えられる力があったら。もし、元凶を絶つことができるのだとしたら。やはり人は、それを望み、得ようとする。レントンの選択は、人の在るべき姿そのものではあったと思います。善悪ではない。
 でもアオ君には受け入れられなかった。

「間違ったからって、なかったことにすればそれでいいってのかよ!」


 アオは母を、そして父を救い、自らのみを、無限の時間へと運び、3度目の変革をもたらすことで、自分以外に、平穏な世界を与えることができました。

 世界そのものが変わってしまえば、そこにはもうハッピーエンドも、バッドエンドもなかなか言い表すことは難しい。そして終わってみれば、この2期はあっても良かったかな、と思えました。でもなくても良かったのも事実でした。そこまでいってしまうと、1期を美化し過ぎている、と、思われて仕方ないくらいかもだけれど、美化してもしていなくとも、変わらないです。敢えていうのであればこれが「今」の、今の日本に於ける、エウレカセブンだったのかもしれない、ってことかな。ちゃんと背景を理解して、時間軸をも理解できて、ある程度のバックヤードを把握した上であれば、もう2,3倍は楽しめた気はしたのだけれど、そうしなければ楽しめない作品は、正直求めてなかったです。スタッフの想い、きっと熱く審決注いできたのだろう、ということは、この「完結編」を制作したことで伝わってきました。でも作品内からは、捉えきれなかった、というのが、この作品に対する自分の総括です。




交響詩篇エウレカセブン Blu-ray BOX 1 (アンコールプレス版)
バンダイビジュアル
2009-03-27


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