終物語 第一話「おうぎフォーミュラ 其ノ壹」

終わりのはじまり。



 年始の「憑物語 よつぎドール」以来の物語。思いの外早かった印象です。今回はこれまでもちょいちょい出ては来ていた忍野扇ちゃん。彼女ほどミステリアスで、、感情の欠片も感じないキャラはいない。すべてをあの真っ黒な瞳が飲み込んでいきそうな恐怖・不安さえ感じます。

 お話は阿良々木君とその扇ちゃんが、校内に突如?出現したとある教室に閉じ込められたところから。その教室は扇ちゃん曰く、彼女が校内の見取り図を作成するために訪れた時にはなく、「阿良々木君と訪れたから」出現した教室。もちろん阿良々木君だってこんな教室知らず、初めて来た、と、言っていたけれど、時間経過していくにつれ、さらに多少の扇ちゃんの誘導?から、どうやら「来たことがない」という記憶は不確かなものとわかってきました。

 それが「不確か」から確信へと変わったのは、彼がおもむろに座った椅子。その机の中にあった、彼の名前が書かれた教科書。
 七月十五日の放課後、一年三組で行われた学級会。そこがこのお話の始まりで発端。


 その学級会の発端、議題は、数学の試験問題が流出したのではないかということ。希望者のみで行われた勉強会でその問題が出た。だから参加者、不参加者での平均点があまりに差が広がった。この会は、学級委員である老倉育が発議したものでした。基本、どうしてそのことに気づけたのか、という疑問があったんだけれど、それが前提ということだったのでスルー。。

 そして老倉育はその犯人が出るまで、誰ひとりとして教室から出さないと断言した。その想いが、今、阿良々木君と扇ちゃんを閉じ込めている原因なんだと扇ちゃんは位置づけ、同時にその答え(犯人)を出すことで、脱出ができると推測していました。
 この学級会を境に、阿良々木君自身大きく変わってしまったという事実も、この物語の大きなポイントになっていきそうです。


 


終物語 (上) (講談社BOX)
講談社
西尾 維新


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