終物語 最終話「しのぶメイル 其ノ陸」

不幸であること。幸せになろうとしないこと。


 バトルは「太刀」と「タッチ」の差で決着。見事阿良々木君は初代を倒すこととなりました。怪異の戦いに於いて何一つルールなど通用しないこと。卑怯と呼ばれることも何一つないことは既にご存知のこと。

 最後に忍ちゃんが、自分の心に素直になって、彼のことを愛でるように捕食していた場面が最も印象的でした。神原の言っていた通り、彼女はきちんと対面し、己の言葉を告げ、相手の想いに応えた。幸せ不幸せからは何も生まれない、得られない戦いだったかもしれない。それでも阿良々木君と忍ちゃんにとっては避けてはいけない戦いだったことは間違いありませんでした。

 扇ちゃんはいくつかの不安、不確かな情報を残し、斧乃木ちゃんは人が生きる上での教訓とも言えそうな、本作の命題が込められたようば発言を経て、本作は終わりました。


 人は不幸なだけで、それだけで何もかも許されるわけではないし、そのままでいることは怠慢でしかない。同じく、人は幸せを望まない以上、それは卑怯である。
 不幸だと思うなら幸せになろうと努力し続けなければならない。ただ、ある意味そこに結果が結びつかないことを「不幸」といっているのかもしれない。そこに「なぜ?」という疑問はどうしたって当てはまらない。

 だから真理と思います。 
 強いて挙げるなら「生きているから」としか回答がもうない。

 ある種限界なんて自分で作れるもんじゃない。そんなことも、斧乃木ちゃんの言葉から感じました。幸せの限界、不幸せの限界。終わりなんていつまでもない。彼のように、命が閉じてもまだ尚、続いていくのだとしたら、本当の終わりは死ですらない。本当の終わりは一連のすべての物語が終わるその瞬間まで、誰にも訪れないのかもしれない。



 いつになく、感情が大きく物語を動かしていたエピソードに思いました。正しさの理を教えられました。そして尚も物語は流れ続け、来月は待望の傷物語。はじまりの物語。近くの劇場でやってくれるなら観に行こうかなと思います。結局Blu-ray買うからそれでもいいんだけれど(^_^;)



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2016-03-23


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