ひるね姫 ~知らないワタシの物語~

夢と現実の狭間で。



 神山監督作品だったため観てきました。でも思い返すと正直自分は、東のエデンの劇場版からいまいちヒットしてきたことがなく、期待はせずに、というスタンスで。結果はそのスタンスで良かった方でした。

 現実と夢の世界を絶妙に融和させていく手法、アイデアは見ていていい意味での混乱を植え付け、その混乱を抱えたままでも物語の進行には何も妨げになっていないところ。組み上げ方は絶妙でした。
 自動化と人工知能が人に与えるもの、そして人から奪っていくもの。テーマ選出も時代を反映していて、監督らしいセレクトだなと感じました。前情報なしだったんでロボットでのバトルまであるとは知らず、どうしていくんだろう、と、一瞬思ったけどw 後半はあまり気にならなくなって、気づいたらハッピーエンドでした。

 方言もすごく良かったですし、釘宮さんも抜群の可愛さが溢れていて、子供たちも楽しめる作品に仕上がっていたと思います。


 個人的には、なぜタイトルを「ひるね姫」にしてしまったのだろう、というが見終わって最初の疑問でしたw テーマを前面に出して、キャラをそのまま紹介するようなアプローチだったら、もう少し話題性は出せた気はしました。どうして彼女はすぐ眠ってしまうのか、というところは何一つ説明はなかったのだけれど、何かヒントがあったのかなぁ。

 夢の世界とのリンクにも、なぜそんなことになってしまったのかはわからないまま。わからないままでも十分見ていけるとは思いましたが、その手法を選んだからには何かしらの意義があってもよかったように思っていたので、読み解けずちょっと残念でした。勝手な話、映画をみて気づけ無いということは、個人的にはそこまでであって、他で説明されたところでもう受け入れがたいです。気づけ無い自分が、というところも含めて。事、映画ではかなり大事なところだと思ったんで、なんかパンフも買いたいと思わず帰ってきた次第です。もし数か月前から楽しみにしていたら、もっとつらかったかもって思います(^_^;) 流行ろうとも流行らなくとも、ちょっと自分には合わない作品だったのは事実でした。時代についていけてないのかなぁ、って。。 ちょっと悲しいけど、神山監督作品はこれで終わりにしようかと思いました。 少なくとも劇場作品は。もしまたTVアニメを作ってくれる時が来たら、期待して見ます。


 


小説 ひるね姫 ~知らないワタシの物語~ (角川文庫)
KADOKAWA
2017-02-25
神山 健治


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