シン・エヴァンゲリオン劇場版

その最後を、見届けることができました。


 子供頃から普通にTVアニメを見ていたけれど、ちゃんと?アニメには作ってる人がいて、声を当ててる人がいるんだ、
ということを認識してから記憶に一番強いのは「ふしぎの海のナディア」でした。そこで「アニメーション」にハマり。
そこからいろいろ経て、確か1995年4月号の月刊ニュータイプ。そこでその年の秋に始まるアニメ
「新世紀エヴァンゲリオン」という作品を特集していて、且つ表紙にもなっていました。
なぜ春アニメが始まるこの時期に、秋アニメをしかも表紙にするのか。
最初はわからなかったけれど、制作がナディアと同じガイナックスというところで、これはただごとではない。
そこで初めて自分はエヴァを知りました。

 それからはとても放送開始が待ち遠しく、いざ始まると毎週きちんと水曜6時30分にTV前に待機しつつ、
VHSの録画を開始。毎週が本当に絵に描いたような「釘付け」でした笑 OPを1コマ1コマ再生したのは言うまでもありません。
フィルムブックなるものも何回も読んで。サントラも買い、当時の映像販売媒体はVHSとLDのみだったのですが
LDはデッキを持ってなく、それでもLDを選んでw 毎巻買い、付属していた文字ぎっしりなかわら板は、隅からすみまで読み。
(LDは後々にデッキを買いましたw)その後多々取り上げられた書籍も、それまで見たこともないサブカルチャーな雑誌やらムック本やらで
多々読んでました。放送当初はグッズは、他アニメに比べて異常に少なかったことも懐かしいです。

 その後今でいうところの旧劇場版があることがわかり、また楽しみが増えました。ただ最初の、今でいうAirは、
想像を遥かに超える仕上がりで、全然終わらずw その後の「Air/まごころを、君に」で、2つ目のエンディングを迎え
これですべてが終わったのだと。自分としてはここでほぼほぼ、9割以上、
自分にとってのエヴァンゲリオンは良い意味で完結していました。

 そのため、新劇場版は本当にもうクールダウンというか、ただただ「見守る」気持ちしか持てませんでした。
なので多々あった考察もこれといって読むこともなく。
ただまさかそれがよもや約13年もかかるとは思いもよらずw でもそれは同時に正直嬉しくもありました。
エンターテインメントとしては決してあってはならないのだけれど、
「終わらないコンテンツ」であり続けてくれることに嬉しさを感じていました。


 けれど終わりはとうとう訪れてしまった。

 本作を見終えて率直に感じたのは、旧作を旧とではなく、もう1つのエンディングとしつつ、
かつ、本作を"対"として据えていたように見えました。旧は子、新は父を。
 そしてその行き先、ゴールも揺るがなかったこと。シンジ君は「成長」してくれていたこと。
ミサトさんはミサトさんであり続けてくれていたことが、何よりも嬉しかったなぁ。
 もちろんナディアから入っている身としてはここにきて冬月先生が完全にもうガーゴイルとリンクして見えてw
懐かしさと嬉しさでだいぶもう心が溢れましたw

「NEON GENESIS」は、たどり着く可能性のあった1つの物語。けれどシンジ君はそこへ辿り着かず
きちんともう1つの可能性へと到達しました。それは彼が心から望んだ世界だったのかどうか、
それはわからないのだけれど、それでも彼はきちんと笑顔であったこと。それだけで良かったのかもしれないな。

 あまりにも多くのもの、人たちを失った。
 それでも人は人であり続けることを望む限り止まってはいけない。
 乗り越えられない困難はないのだから。


 公開し続けている限り、可能な限り何回も観ていきたいと思います。これまでの3作は1回しか観に行ってないんだけどw
 なぜなら自分がずっと思っていた「これは新劇場版のエヴァだから」という観点を崩してくれたから。TV、旧劇場版、
そして新劇場版。それらすべてをまるっとまとめて、この「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を以って、
監督が成し遂げたエヴァンゲリオンなのだと、感じたからです。ありきたりな言葉で言うところのまさに「集大成」だったから。
 つまりは「望んでいたエヴァンゲリオン」でもあったのかもしれないな。

 成長した彼がこれから歩んでいく世界、人生。いろんな言葉はヒカリさんが代弁してくれていたようにも思います。
彼が今後どうしていくべきか。どうあるべきか。それはつまり、何も大きな変化なんてない、なんてことのない昨日の繰り返し。
彼に小さな、些細でもいい、どうか幸せに過ごしてほしい。そう最後に感じました。


 エヴァを知ってもう25年、6年? 生きていて、このエヴァンゲリオンという作品に出会えて、
本当に最初から真っ向から全力で向き合うことができたことは、正直ちょっと小さな自慢です。
もちろん今じゃエヴァが放送したあとに生まれた人も多く、この作品を知っている人はたくさんいるし、
リアタイの重要性って何なの?ってもあるのだけれど、
あの時代、あの瞬間に、あの姿勢、熱意で、この作品を追いかけ続けられたことは、あの時の人しかできないのは事実で、
そう考えると、「だからなに?」と思われたとしてもw 自慢したくなってしまう自分はいます笑


 本作でエヴァンゲリオンは終わり。正直終わりはこれで3回目だから、寂しくなるかなぁ、とも思ってたけど
いざ見終わるとやはり寂しさが大きい。でもちゃんと見届けることができた喜び、嬉しさの方がちょっとだけ大きいかな。


 本当にありがとうという言葉を、携わっていただいたすべての人に伝えたいです。
 本当にありがとうございました。
 この作品に出会えたことは、本当に自分の人生にとって、最大の喜びです。

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