僕等がいた 第23話

不安にさせているのはどっちなんだろ。

七美ちゃんだって早く仲直りしたい。「でも矢野が、、」
七美ちゃんの頭の中で限りなく、何度となくリフレインしていたこの言葉。

もうどちらが良い悪いなんて判断できる時期は
とっくに過ぎているとわかっていても
七美ちゃんがすぐに"自分だけで自分が正しい"と判断しているところ、
矢野君が山本さんに手を差し伸べてしまったところ、
他にもあれこれあったけど、どれもこれも本当は小さなズレに過ぎなくて
でも今になってかなり積み重なってきていることに気づいてしまって
まったく噛み合わなくなって、既にかなりな手遅れ。

「どうせまた仲直りしても・・・」

なんて考え始めたらなーにもできなくなって当然でした。


なぜもっと早く、あんなにも理解ある友人がいるのに相談しなかったのか。
七美ちゃんが相談しているときって、
もうそこで手遅れなときが多い気がします。
気づけないのだから必然的にそうなるのはわかるんだけど
でも、、、繰り返してしまうのも仕方がないことなのかなぁ。

いつまでも追いかけてきてくれるなんて驕りだと、
とうとう本音で水ちんが七美ちゃんに告げて
そして窓の外を見てみたら矢野君が山本さんの手を!!


失ってから、離れてからはすべてが遅い。

こういった場合だと「人は何度でもやり直せる」って言葉が
何の意味も持たないんだと思い知ります。
どれだけ自分にとって大切だったのか。
それを失ってから気づいても何ににもならない。後悔しか残らない。
そんな後悔だけは絶対に誰だってしたくはない。



今回は七美ちゃんの揺れ動く心と合わせて
矢野君のお母さんのシーンがとても印象深いものになっていました。
あの母がいて、あの息子。という考え方の一致や割り切り方
どれもがきちんと親子してて(^_^;) もうかっこよさすら感じた。
言われるがままに自分の人生はいつも最悪な選択をしてきたのだと
開き直っていた矢野母がただ一つ後悔していないことがありました。

「元晴、あんたを産んで良かった」


母から子への言葉としても、子から母への言葉としても
この言葉は最高の感謝と敬意が込められていると思う。
最も根底の事実を肯定される。それだけでも十分幸せと呼べるんだ。


そして忘れてはいけない山本さん。
いつから貴女はそんなに強かったのか。
どんなに怒鳴られても怒られても、健気に矢野君の後を追い掛ける。
なんて切ないのだろう。。
そんなにしてもきっと報われないのに・・・、って見ていると
ますます切なくなってきてしまう。
最後に差し伸べられた彼の手を、彼女はどれほど喜んだか。
もしかしたら報われる、想いが伝わる日が来ると?!


七美ちゃんは最初から大好きですが、山本さん@えんなさんと比べると
申し訳ないが山本さんを応援です。
彼女がどうにか幸せになってくれさえすれば、
この作品で本当に感動できると、断言できる(^_^;)


七美ちゃんはただ追い掛けたいだけだったのか。
物理的な距離の差って、絶対埋められないと思うんだよなぁ。

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