鉄コン筋クリート

画像あの町からミエタもの。
二人のネコがミエタもの。














原作、松本大洋作品が大好き、という割に
見ていない作品がかなり多いのだけれど(^_^;
)一番最初に出会ったのがこの作品で、一番好きなのがこの鉄コンでした。

映画自体はかなり細かく原作を踏襲できていたと思います。
ごくごく一般的に他ならず、夏に見たブレイブストーリーと印象はほぼ同じ。
ただ申し訳ないがこちらは原作も既読で、思い入れもあるので
完全にファンの目で見てしまいました。なので比較はそもそもできなさげ。


この作品で世界が一つまた増えた。それが漫画を読んでの第一印象でした。
その印象、やっぱり忘れていましたが(汗)今回観て思い出せました。

あの宝町という小さな町にはあの町にしかない世界が確立していて
シロとクロは互いに支え合って生きていた。
最初はクロがシロを一方的に守っているように見えて、
クロ自身もうそう思っていた。

キャスティングは及第と言いたい(^_^;)
漫画を読んでいたら誰でも持つイメージってのは拭えませんが
出来る限りそのイメージを取っ払って聞いてみると
自分は、ぎりぎりなんとかかんとかでした。
やや、シロは厳しさがあったかな。最も難しい役だと思ったから。

蛇、及び蛇の周りのヤツラ以外、全員があの町を愛していました。
シロとクロもチョコラもネズミも、木村も。

弱かったのはクロで、強かったのはシロで。
支えていたと思っていた方が支えられていた、なんてこと、よくあるようで、
あの町ではそんな優しさや柔らかさはどこにもなかった。
やっちゃいけないことをたくさんやって、クロとシロは探していました。


もし初めてこの作品を、
この作品の世界をこの映画で触れるのだとしたら
かなり原作に忠実に描かれていたので
その点はとても良い映画になっていたと思いました。
恐らく見終えた、或いはかなり序盤で真っ二つに分かれるとは思うw
決して万人受けはしないと思うし、
あの独特な世界は、自分は極めて"リアル"なんだと思っているんだけれど
そう捉えることができるできないは分かれると思う。

彼らが文字通り疾走するシーンや、
殺し屋たちとの死闘はシンプルさ残虐さが生まれていたし
イタチとクロとの対話も、ちょっと長かった気がしたけどよかったです。
イタチはずっとずっと影ではなく闇であったということ。
彼もまた、クロを守りたいと思っていた一人でした。


ネズミも相当渋かった(^_^;) 彼は最後まで真実しか口にせず
あの町を誰よりも自分が愛し続けていた、そう思っていた一人でした。
同じくらい迫真だったのは木村でした。
彼はこの町に飲まれ、渡り、変わり、さらに変わろうとしていて
ある意味もう一人の主人公といってもいい程のキャラで
見事にあの僅かな時間で彼の半生が描かれていたと思うな。


待ち望んでいた甲斐はありました。
30話ほどの原作を映画1本にまとめあげていた以上、
見える結末に相違はありませんでしたが
それでもあそこまで忠実に細部までに描かれていた点から観ると
かなり良かったと思えます。スタッフの愛も感じられました(^.^)


なんだか手作りCDももらえたので画像を使用ー
↓この掲載が画像使用の遵守事項ー


『鉄コン筋クリート』

12月23日(祝)より
渋谷東急ほか全国松竹・東急系にて感動のロードショー!

(C)2006 松本大洋/小学館、アニプレックス、アスミック・エース、
Beyond C, 電通、TOKYO MX

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