化物語 第八話 「するがモンキー 其ノ參」

叶えたい願い。


 アバンにて駿河さんが猿の手を見つけ、使い、封印し、そして気付いたときにはその手、"悪魔"が自分と一体化してしまっていたまでが描かれました。実に淡々と、それでいてメリハリのある、とてもわかりやすい演出の元、実に流々と経緯がわかりました。


 今回も非常に魅力的なお話でした。何とも流暢で心地よい会話劇。折り重なる一時の静寂、べらぼうに描かれて、惜しみもない激しい戦闘。何よりも深く、強情で強欲で、すべてを許してしまうひたぎちゃんの愛。そして 

 大きなお世話。
 余計なお節介。
 ありがた迷惑。

 な、阿良々木君の底知れない優しさと無謀さ。それらすべてが完璧と言わんばかりのバランスで整い、描かれていました。
 おもしろい作品、楽しい作品、感動したり感心したり、ってのもとてもとても良いけれど「心地よい」作品というのも、かなり評価に値すべき作品であると、誰もが思うところだと思います。

 どう感じるかはもちろん人それぞれだから、どれがどうの、という区別は単なる指標での意味しかなく、文字通りすべてが広義の意味で"感想"と、捉えるのが正解だと思っています。つまりは国語の時間、「このときの筆者の気持ちを述べなさい」という問い自体に、大いに疑念を持っていた、というだけの話です。また"中学生"と罵られること受け合いです。


 忍野さんは本当に「本当のこと」をそのままは伝えてくれない人です。助けない、と、いつもキマリのように語る所が既に彼のポリシーというか、生きていく上での基本になっているみたいで、"しようとしている"わけじゃない、ってのがわかります。

 そしていいところでばっちり現われたひたぎちゃん。彼女こそが主人公でありw 彼女の冷酷で抑揚のない言葉の羅列のすべてに、阿良々木君への愛が感じてならず、あんなにも愛されることがあるのだとすれば、これ以上の幸せはないだろう、と強く強く思いました。


 結果、神原さんの腕は悪魔は抜けたけれど完全には戻らず、部活も辞めざるを得なくなった。けれど彼女自身、もう「何か」に願い叶えて貰おう、という気持ちはずっと前からなく、一から自分の力で叶えようとしている。あの明るさは救いでもあり、"次の自分"にとって、大きなステータスになっていると思いました。かばんがぐるぐるです。


 毎回OPは1回だけ、という貴重で贅沢な作りを続けるんだろうか(^_^;) なんとも嬉しくもったいないw 次回より4人目。花澤さんが楽しみです!!

WEB拍手を送る




"化物語 第八話 「するがモンキー 其ノ參」" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント